1. |
授業の内容(Course Description) |
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本演習は、現代社会の地域問題をとくに都市・農村地理学の視点から具体的実証的にとらえるために、入門的な勉強を行う。また経済地理学で必須の地域調査の方法・実習を休暇を用いて修得する。演習 I は演習IIと連続して聴講するもののみ参加を認める。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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地域調査がどのようなものかを理解し、その技法を学ぶ。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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評価は出席を重視し、そのうち欠席が過半になった者は不可となる。特に9月のゼミ合宿は重要である。遅刻・早退は2回を欠席1回とする。評価は発表の準備の仕方、現地調査の仕方とまとめ方など平常点と出席点とを合算して行う。9月のゼミ合宿に参加出来ないものは、調査地に関する官庁統計を処理して図表を2−3作成し、その地域に関する概論的プレゼンテーションを後期の冒頭に行う。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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平岡 昭利『離島研究1』『離島研究2』『離島研究3』(海青社)
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5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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積極的に授業・調査に参加する態度が必要である。遅刻早退は2回で欠席1回とする。現地調査の実習には可能な限り参加する。参加出来ないものは、別途課題を与える。
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6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1部】
前期は、調査予定地域(離島)に関する文献を読み、各人にその報告を求める。
【第2部】
別に調査方法に関する文献を読んで地域調査に備える。この間、文献探索の技術、地域統計の扱い方を学ぶ。その関連として地図やグラフの作成によるプレゼンテーションを行う。
【第3部】
休暇を利用してグループで合宿し、現地調査を行う。対象地域は受講生と相談して決めたい。
(2008年度は青森県、2007年度は山梨県、2006年度は鹿児島、2005年度小樽)
【第4部】
後期は合宿のまとめと報告を中心に進めるが、前期の研究論文報告の不足分を補填する。
【第5部】
経済地理学、人文地理学、地理学一般に関する学会誌を中心に、夏期合宿に関係した研究論文を読み、各人に報告を求める。
報告時間が足りないと思われるが、最後に班別に合宿調査を基礎に、まとめの論文報告と提出が課せられる。
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