Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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日本の産業構造 I
(産業構造論 I)
堀内 英次
選択必修  2単位
【経済】 09-1-1110-0480-05

1. 授業の内容(Course Description)
 近年、日本の政治、経済システムの構造改革が強く叫ばれ、如何なる構造改革を進めていくべきか、盛んに議論が行われている。そのような問題意識の下で、本講義では、戦後から現在に至るまでの日本の産業構造の変遷を、企業の技術革新、産業政策、更に日本企業のグローバル化と国際分業の進展という観点から概観した上で、今後の日本の産業構造のあるべき姿を考察する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 様々な統計データを駆使することを通じて、戦後日本の経済発展を産業構造の転換という観点から考察できるようにすること、及び経済学的な観点から産業構造の変化を分析する目を養うことを目標とする。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 期末のレポート50点、及び出席50点により評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 様々な資料を元に作成したスライドをプロジェクターを使って上映し、講義を行う。必要な参考文献については、適宜、講義中に紹介する。さしあたり、以下のテキストを紹介しておく。
 テキスト 鶴田 俊正・伊藤 元重(2001)『日本産業構造論』NTT出版
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 内容は平易だが、成績評価は厳しいので注意すること。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 授業ガイダンス
【第2回】
 第1章 産業構造の変遷
  第1節 産業分類について
   第一次産業から第三次産業まで、産業分類の方法について学習する
【第3回】
 (続き)
【第4回】
  第2節 日本の戦後経済史:年表
   日本の戦後経済史を年表と統計資料で簡単に振り返る
【第5回】
  第3節 産業構造の変遷
   産業構造の変遷を概観する
【第6回】
 第2章 産業構造の変遷と政府の政策
  第1節 産業政策とは何か
【第7回】
  第2節 政府の政策の歴史と産業構造の変遷
【第8回】
 (続き)
【第9回】
 第3章 産業構造の変遷と企業の技術革新
  第1節 技術導入
   戦後日本企業の技術導入の変遷を概観する
【第10回】
  第2節 企業の研究開発
   戦後日本企業の研究開発の変遷を概観する
【第11回】
  第3節 21世紀を支える新技術
   今後の日本経済を支える新技術について紹介する
【第12回】
 第4章 産業構造の変遷と国際分業の進展
  第1節 対外貿易と直接投資の変遷
   戦後日本の対外貿易と直接投資の変遷を日本の経済発展と関連付けながら概観する
【第13回】
  第2節 国際分業の進展と国内の産業構造への影響
   プラザ合意以降の国際分業の進展がもたらす国内の産業構造への影響を概観する
【第14回】
  第3節 日本企業のグローバル化
   電気・電子産業、自動車産業などを取り上げ、日本企業のグローバル化を概観する
【第15回】
 復習