Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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経営学 II 高島 正之
2群  2単位
【二群】 09-1-1110-0665-04

1. 授業の内容(Course Description)
 業務の大型化、複雑化、多様化、国際化が益々進展する現代社会では、ひとが単独で進められることは少なくなり、企業体のみならず、政府、中央官庁、地方自治体、病院、学校などいずれも組織を通じてその業務を展開している。そこでは、例外なく業務の効率化とアウトプットとしての生産性が問われ、その結果その組織体の運営の優劣が問われている。すなわちどの組織体でも経営の上手、下手がその存在意義にも深く関わって来るようになった。
 ビジネスに取り組む企業体に於いては結果がはっきりと数字で示されるだけに、経営の巧拙は正しく死活問題に直結している。企業の社会的責任を充分に果たした上で、経営責任者は経営資源であるひと、かね、もの、技術、情報を全体最適の観点から巧みに組み合わせて成果の極大化をはかることが厳しく求められている。
 こうしたテーマに真っ向から取り組み、良い経営とは何か?を学生と共に研究したい。授業の方法としてはテキストに基づき学習すると共に、優良企業の実例なども紹介しながら、学生自身が深く物事を観察し考える習慣を養わせたい。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 経営学の二本柱である組織論と戦略論の基礎を学び、企業経営の実践的側面を観察することにより、経営の理論と実際の絡み合いを理解する。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 秋期学期中、授業中に課す3回のテスト(配点は毎回20点、合計60点)と秋期学期末に課すレポート(配点は40点)の合計点により評価する。テストに際しては教科書、参考書の持ち込みは差し支えない。但し、テストを2回以上受けない者は本科目不合格とする。授業開始後15分経過したところで入口を閉鎖し、以後の入室は認めない。また、授業中の私語は厳禁、受講態度の悪い者には退室を命じることがある。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 『経営学入門 下』、榊原 清則 著、日経文庫、
 『日本の優秀企業研究』、新原 浩朗 著、日経ビジネス人文庫
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 平素から新聞を読み、国内外のニュースを聞くことで知識や情報収集能力を高めて、思考力を養うと共に、文書や口頭での発表能力を強化してもらいたい。またグローバル社会に生きる人間として国際感覚を身につけて欲しい。
 社会常識と礼儀、倫理感を備え、卒業後は自分が社会を支えて行こうという気概を持った人物に是非出会いたい。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション
【第2回】
 企業成長のための戦略と組織
【第3回】
 企業成長のための戦略と組織 その2
【第4回】
 国際化のための戦略と組織
【第5回】
 国際化のための戦略と組織 その2
【第6回】
 社内ベンチャーの戦略と組織
【第7回】
 社内ベンチャーの戦略と組織 その2
【第8回】
 研究開発の戦略と組織
【第9回】
 研究開発の戦略と組織 その2
【第10回】
 日本企業の経営課題
【第11回】
 日本企業の経営課題 その2
【第12回】
 日本の優秀企業
【第13回】
 日本の優秀企業 その2
【第14回】
 日本の優秀企業 その3
【第15回】
 まとめ