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授業の内容(Course Description) |
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ロシア極東地域は石油・ガス・森林資源・鉄・非鉄・水産資源等々の世界有数の宝庫である。日本は1960年代以降、この地域を基盤にして旧ソ連、現ロシアとの経済関係を築いてきた。この地域の資源開発のために日本の資金と資材機材と技術による巨大な国家プロジェクトがいくつも誕生してきた。また、この地域を舞台に20世紀において日本はロシアと数次にわたって戦火を交え、平和条約問題、領土問題などの未解決の課題を今に引きずってもいる。これらのことを授業内容とする。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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ロシア極東を取り上げることを通して、貿易、エネルギー、開発、環境、安全保障等々の面で日本とロシアの協力と連帯が切実に求められていることを明らかにする。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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期末試験で評価する。積極的な授業参加姿勢および出席良好については考慮する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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辻久子著『シベリア・ランドブリッジ−日ロビジネスの大動脈』成山堂
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5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業では受講生と私との間の独自の双方向カードを使用します。授業の感想、質疑、提言などを積極的に書いてください。リアルタイムでの授業の工夫と改善に活用します。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 秋期の授業への案内 【第2回】 ロシアの地域制度 【第3回】 地域制度としてのロシア極東 【第4回】 ロシア極東の自然と資源と生活 【第5回】 ロシア極東の人口激減問題 【第6回】 ロシア極東の地域別産業構造 【第7回】 サハリン大陸棚の石油ガス開発 【第8回】 ロシア極東の資源開発と日本の関与 【第9回】 ロシア極東の外資導入と日本 【第10回】 ロシア国家の極東開発政策(1) 【第11回】 ロシア国家の極東開発政策(2) 【第12回】 ウラジオストクAPEC首脳会議 【第13回】 日本とシベリア太平洋パイプライン 【第14回】 環日本海経済圏 【第15回】 まとめ
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