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授業の内容(Course Description) |
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1990年前後に社会主義計画経済を放棄した国々は、ユーラシア大陸にまたがって32を数える。これらの国々の市場経済化と世界市場システムへの統合の道筋は一様ではないが、国の数、人口の大きさ、空間的広がり、移行課題の大きさを考えると世界史を画期する未曾有の大事業である。ところで、これらの諸国は体制転換の事業に取りかかるについてあらかじめ考え抜かれ洗練された移行の理論や方法、用具だてを準備しないままに市場経済という未知の世界へ乗り出すことになった。これら諸国の経済体制移行の現在を検証し課題のありを明らかにする。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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失業、貧困、不平等、年金、医療、教育、環境、等々の現在の日本社会に山積する喫緊の社会経済問題を経済体制という視野の広がりで考える経済学の論理に馴染むこと。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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期末試験で評価する。積極的な授業参加姿勢および出席良好については考慮する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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都留重人著『近代経済学の群像−人とその学説』岩波現代文庫 都留重人著『現代経済学の群像』岩波現代文庫
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5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業では受講生と私との間の独自の双方向カードを使用します。授業の感想、質疑、提言などを積極的に書いてください。リアルタイムでの授業の工夫と改善に活用します。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 秋期の授業への案内 【第2回】 人口・領土・自然・資源・産業 【第3回】 国民の生活(1) 【第4回】 国民の生活(2) 【第5回】 経済成長(1) 【第6回】 経済成長(2) 【第7回】 産業構造(1) 【第8回】 産業構造(2) 【第9回】 対外経済関係(1) 【第10回】 対外経済関係(2) 【第11回】 所有制度(1) 【第12回】 所有制度(2) 【第13回】 金融制度 【第14回】 流通制度 【第15回】 まとめ
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