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授業の内容(Course Description) |
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統計学は、多くの学問分野で研究活動のために欠かせないだけでなく、企業や国・地方公共団体でも多くの業務に応用されています。それは、統計学がデータの整理・分析やデータに基づく判断のための、有力な手段を提供しているからです。そのため、統計学の考え方を身につけることは、経済学をはじめとする諸科学を学ぶ上でも、また社会において実務に携わる上でも、大いに役立ちます。 この講義では、データを分かりやすい形にまとめて、データが表すものを読み取れるようにするための基本的な方法を学習します。ここで学ぶ方法は、経済の分析を行ったり、社会に出て業務上要求される各種データの分析を行う上で、不可欠のものです。 経済学や実務においては、政府や民間機関が公表している統計を利用することが多いので、講義を進める際には、実際の統計を用いた例をできるだけ多く取り上げます。また、演習問題や課題を通じてそのような統計データに触れてもらい、現実の経済社会について考える手掛かりにしてもらいたいと思います。統計学にとって、数学は重要な土台の一つですが、データの整理や分析を進める上で大事なのは統計的な考え方です。講義でも、それぞれの方法の考え方、結果の意味や利用上の注意点を説明することに重点を置いて進めていきます。 春学期では、データを整理・分析する方法である記述統計について学びます。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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データを統計の形で整理し、その結果から平均、分散をはじめとする基本的な統計指標を算出できるようにすること、また、それらの指標の意味を理解し、自分が得た結果や実際に公表されている統計を的確に読み取れるようにすることが目標です。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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課題の提出・出席状況40%程度、期末テスト60%程度の総合評価によります。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストとしては、刈谷武昭・勝浦正樹『統計学 第2版』(東洋経済新報社)を使用します。春学期には、テキストの1章~6章と13章の部分を使います。テキストを用いながら授業を進めますが、補足的な説明や演習のため、必要に応じてプリントを配付します。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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各回の講義内容を着実に理解していかないと次の授業内容が分からなくなることが多いので、欠席しないようにしてください。また、授業に先立って、テキストで予習するようにしてください。授業では、学内LANの利用も予定していますので、ユーザーIDとパスワードをまだ持っていない学生は、取得するようにしてください。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 講義の内容・計画、経済と統計学 【第2回】 データとその種類(1)フローとストック、クロスセクションデータと時系列データ、名目と実質 【第3回】 データとその種類(2)変化率と寄与度、質的データと量的データ、離散的データと連続的データ 【第4回】 度数分布(1)度数分布表、ヒストグラム 【第5回】 度数分布(2)ローレンツ曲線とジニ係数 【第6回】 データの代表値(1)平均、メディアン、モード 【第7回】 データの代表値(2)平均・メディアン・モードの関係、移動平均など 【第8回】 散らばりの特性値(1)分散、標準偏差 【第9回】 散らばりの特性値(2)変動係数、データの基準化など 【第10回】 第9回までの中間的まとめと補足 【第11回】 二つの変数間の関連と回帰分析(1)散布図、共分散、相関係数など 【第12回】 二つの変数間の関連と回帰分析(2)最小2乗法と回帰直線 【第13回】 二つの変数間の関連と回帰分析(3)回帰直線と残差、決定係数 【第14回】 重回帰分析の考え方、質的データの連関分析など 【第15回】 まとめ
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