| １． |
授業の内容（Course Description） |
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第二次世界大戦後の荒廃した国土から、いかにして現在のように豊かな、しかし大都市部と地方部との間には大きな格差が存在する国土が形成されてきたか。戦後６回に及ぶ国土計画の歴史を回顧しつつ今後の国土政策のあり方を考える。特に21世紀の日本にとって人口減少、財政悪化の進展は、今後の地域経済に大きな影響を与えると考えられ、社会資本整備のあり方や地方行財政の問題等を含めて、理論的側面だけでなく政策指向的な授業にしたいと考えている。
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| ２． |
授業の到達目標（Course Objectives） |
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我国の現在の地域経済構造がどのようにして形成されてきたか、またそれはどのような課題を抱えているかを理解することを目指す。
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| ３． |
成績評価方法（Grading Policy） |
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授業時間中の数回の小テストの結果を基本とし、それに出席点をあわせて総合的に評価する。
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| ４． |
テキスト・参考文献（Textbooks) |
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下河辺 淳 『戦後国土計画への証言』 日本評論社
森地 茂 『人口減少時代の国土ビジョン』 日本経済新聞社
なお、必要な資料は適宜配布する。
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| ５． |
学生への要望・その他（Class Requirements） |
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現実の政策課題と関連した講義となるので、新聞、雑誌等での関連記事に関心を持ってほしい。また日本地図を時々は見る習慣を身につけておいてほしい。
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| ６． |
授業の計画（Course Syllabus) |
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【第１回】
地域経済問題への視点、授業のねらい
【第２回】
日本の地域経済構造
（人口、経済活動、所得、中枢管理機能等の分布）
【第３回】
地域経済開発政策の変遷I
戦後復興期（資源開発と多目的ダム）
【第４回】
地域経済開発政策の変遷II 高度成長期
（新産業都市、大規模プロジェクト等の政策）
【第５回】
地域経済開発政策の変遷III 安定成長期
（定住構想、多極分散、地域連携等の政策）
【第６回】
地域経済開発政策の戦略手段
（振興地域指定、社会資本投資、税制優遇等）
【第７回】
わが国社会資本投資の特色
（水準、部門別配分等の時代的変遷）
【第８回】
社会資本投資の計画と今後の課題
【第９回】
地方行政の現状と問題点
（市町村合併、広域行政、道州制等）
【第10回】
地方財政の現状と問題点
（地方交付税、補助金改革等）
【第11回】
国際化と地域経済
【第12回】
地域を巡る21世紀の変化
【第13回】
新しい国土形成計画の内容とその評価（１）
【第14回】
新しい国土形成計画の内容とその評価（２）
【第15回】
全体のまとめと最終テスト
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