Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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貿易論 I
(貿易論)
杉浦 史和
選択必修  2単位
【経済】 09-1-1110-1576-05

1. 授業の内容(Course Description)
 現代の国際経済は、経済のグローバル化が進展し、国境を越えた商品取引、いわゆる国際貿易が大規模に行われている。地下資源に恵まれないわが国は、貿易立国として、この大規模な貿易によって多くの恩恵をこうむっている。しかしながら、自由貿易の恩恵を経済学的にきちんと説明することは、必ずしも容易ではない。奇しくも、経済学、とりわけ国際経済学は、自由貿易の進展とともに発達した側面があり、これを学ぶことは、現在の国際経済をよりよく理解することにつながる。この授業では、貿易論の基礎として、自由貿易の恩恵を中心にわかりやすく説明する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 国際貿易の基本原理として、自由貿易とは何か、自由貿易を可能にしている国際的な制度について理解できる。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 小テスト50%、定期テスト50%
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 岩本他『グローバル・エコノミー』有斐閣
 その他参考資料は、適宜配布する。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 しっかり勉強して、経済学の理論をマスターして欲しい。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション:経済のグローバル化と貿易
【第2回】
 自由貿易とは何か
【第3回】
 貿易理論(1):リカードと比較優位論
【第4回】
 貿易理論(2):ヘクシャー=オリーン理論
【第5回】
 貿易の保護主義とは
【第6回】
 国際貿易システム(1)
【第7回】
 国際貿易システム(2)
【第8回】
 復習と小テスト
【第9回】
 国際収支表の見方
【第10回】
 国際金融と貿易の関係(1)
【第11回】
 国際金融と貿易の関係(2)
【第12回】
 自由貿易と地域統合
【第13回】
 自由貿易と通貨統合
【第14回】
 貿易の自由化と資本取引の自由化
【第15回】
 まとめと復習