1. |
授業の内容(Course Description) |
|
現代の国際経済は、経済のグローバル化が進展し、国境を越えた商品取引、いわゆる国際貿易が大規模に行われている。地下資源に恵まれないわが国は、貿易立国として、この大規模な貿易によって多くの恩恵をこうむっている。しかしながら、自由貿易の恩恵を経済学的にきちんと説明することは、必ずしも容易ではない。奇しくも、経済学、とりわけ国際経済学は、自由貿易の進展とともに発達した側面があり、これを学ぶことは、現在の国際経済をよりよく理解することにつながる。この授業では、貿易論の基礎として、自由貿易の恩恵を中心にわかりやすく説明する。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
国際貿易の基本原理として、自由貿易とは何か、自由貿易を可能にしている国際的な制度について理解できる。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
小テスト50%、定期テスト50%
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
岩本他『グローバル・エコノミー』有斐閣 その他参考資料は、適宜配布する。
|
5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
しっかり勉強して、経済学の理論をマスターして欲しい。
|
6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 オリエンテーション:経済のグローバル化と貿易 【第2回】 自由貿易とは何か 【第3回】 貿易理論(1):リカードと比較優位論 【第4回】 貿易理論(2):ヘクシャー=オリーン理論 【第5回】 貿易の保護主義とは 【第6回】 国際貿易システム(1) 【第7回】 国際貿易システム(2) 【第8回】 復習と小テスト 【第9回】 国際収支表の見方 【第10回】 国際金融と貿易の関係(1) 【第11回】 国際金融と貿易の関係(2) 【第12回】 自由貿易と地域統合 【第13回】 自由貿易と通貨統合 【第14回】 貿易の自由化と資本取引の自由化 【第15回】 まとめと復習
|