Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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税法研究A 戸恒 東人
必修  4単位
【経済学専攻】 09-1-1110-1589-03

1. 授業の内容(Course Description)
 1.春期の授業の進め方
  この講義は、税理士試験の税法二科目試験免除の資格を得るための修士論文作成を目標とする税法ゼミの最初の出発点となります。 そのため、春期は、まず戸恒 東人 著『転換期の財政』(大蔵財務協会)その他の税法のプリントをテキストとして、わが国の税制、税額の計算、税の執行等について概括的な知識を深めてゆくとともに、最終的な目標である修士論文作成について、その論文のテーマをどうするかについて、各人ごとにその方針を明らかにしていただきます。
 2.秋期の授業の進め方
  春期において各人の選んだ論文のテーマについて、まずその論文のテーマと問題点の所在について各人が発表を行い、それについて全体で討論を行います。その後、各人の選択したテーマについて更に理解を深めるために、論文に関連した税制及び実際の税務の判決や行政処分についての判例研究を詳細に行い、各人の考えている論文のテーマとその内容について補強することとします。各人は、この過程で論文素案(第一次論文4万字及び要旨)を作成し、次のステップへと進みます。論文及びその要旨については、論文の発表者とゼミ生によって更に深く討論を行い、その内容の向上に努めるとともに、論文および要旨の修正・加筆・補強・参考判例の引用等を行います。そうして、最終講義までには、全員、論文・要旨を基に最終論文の第二次案(1200字換算で40枚及び要旨等)を教授に提出して、2年目の「税法演習A」に備えることとします。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 二年間を通じて、修士論文の学内審査、国税審議会の審査をパスするような、高いレベルの税法論文を仕上げること。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 毎回のゼミへの出席度、ゼミでのレポート・討論の内容、その他のゼミ活動により総合的に判定する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 戸恒 東人 著『転換期の財政』(大蔵財務協会)
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 税理士資格を得るための2年間を通じての税法ゼミの最初の出発点となりますので、日頃から、税制または税の執行に関する記事や専門誌を読む習慣をつけて下さい。また講義は、ゼミ形式で行いますので、自分の担当のところはもちろん、他ゼミ生の担当の箇所についても十分に研究を積んで下さい。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 春期の授業の進め方についての詳細なガイダンス
【第2回】
 わが国税制の歴史
【第3回】
 税の基礎理論
【第4回】
 所得税の概要(1)
【第5回】
 所得税の概要(2)
【第6回】
 所得税の概要(3)
【第7回】
 法人税の概要(1)
【第8回】
 法人税の概要(2)
【第9回】
 法人税の概要(3)
【第10回】
 相続税の概要
【第11回】
 消費税の概要
【第12回】
 わが国の税務行政
【第13回】
 論文のテーマについてのガイダンス(1)
【第14回】
 論文のテーマについてのガイダンス(2)
【第15回】
 論文のテーマについてのガイダンス(3)
【第16回】
 秋期の授業の進め方についての詳細なガイダンス
【第17回】
 論文のテーマについての報告と討論(1)
【第18回】
 論文のテーマについての報告と討論(2)
【第19回】
 論文のテーマに即した税法及び判例の研究(1)
【第20回】
 論文のテーマに即した税法及び判例の研究(2)
【第21回】
 論文のテーマに即した税法及び判例の研究(3)
【第22回】
 論文のテーマに即した税法及び判例の研究(4)
【第23回】
 論文のテーマに即した税法及び判例の研究(5)
【第24回】
 論文素案及び要旨の発表と討論(1)
【第25回】
 論文素案及び要旨の発表と討論(2)
【第26回】
 論文素案及び要旨の発表と討論(3)
【第27回】
 論文素案及び要旨の発表と討論(4)
【第28回】
 論文作成についての詳細なガイダンス
【第29回】
 論文(第二次案)の提出について
【第30回】
 提出論文についての総括