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授業の内容(Course Description) |
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学生諸君の 聞く・話す・読む・書く と言う、コミュニケーション能力は決して充分と言えるレベルにはありませんが、春期の授業での学習で基本的な文章の構成術はだいぶ身についてきたと思います。 秋期には “一目見てわかるような文章をどの様にして作って行けばよいか?”“日本語としてどの様な表現をして行くと誤解のない文章となるか?”と言った点をまず学びます。 次に、小論文の書き方を学び、簡単な論理展開術を習得して貰います。 さらに、手紙の書き方を学び、日本語特有の敬語や各種決まり文句の使い方等を身につけて貰います。 ビジネス社会の基礎は“ホウレンソウ”(ホウ〈報告〉、レン〈連絡〉、ソウ〈相談〉)と言われるようにコミュニケーションです。コミュニケーションの総合力は「書く」に現れてくると思います。 「書く」ためには、“人の話を聞き理解すること”“人にわかるように話せること”“本や人の書いたものを読んで理解出来ること”さらに“一般的な教養・常識の素養があること”等、総合的な力が問われるからです。 この授業で学生諸君のコミュニケーション能力は確実に向上して行きます。 また、この授業の過程で“一般的な教養”や“常識”や“よく使う漢字”と言ったことも学び、蓄積して、総合人間力を高めて行って欲しいと思っています。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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(1)文章の構成が一目見てわかるようにする方法を身につける。 (2)わかりやすい日本語の表現方法を身につける。 (3)小論文が書けるようになり、簡単な論理構成が出来るようになる。 (4)簡単な手紙が書けるようになり、日本語特有の敬語・決まり文句を使えるようになる。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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(1)出席点 30点満点(1回出席を2点とする) (2)宿題レポート点 40点満点(第3回目授業、第6回目授業、第9回目授業、第12回目授業で出題する。 10点満点/1回 で計40点) <第3回・第6回・第9回・第12回の授業出席者に宿題を提示、第4回・第7回・第10回・第13回授業出席時回答を提出のこと> (3)第15回 授業内テスト 30点満点
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:毎回配布する講義資料(原則的に非出席者には配布しない) 参 考 書:照屋 華子 著『ロジカル・ライティング(論理的にわかりやすく書くスキル)』 東洋経済新報社 2006 他
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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興味を持って受講すること;受講中は講義に集中 ディスカッション・質疑は積極的に (1)誠実に受講することを重視する。(授業への集中<私語を慎む、寝ない 等>、礼儀を重んじる。) (2)不正・迷惑行為等は許可しない。(宿題で他人の回答丸写し等、授業中での不適切な行為等 <程度により、減点・退室指示等を行う>)
(3)出席・宿題提出等がやむを得ぬ事情で出来ない場合には、出来るだけ事前に申し出ること (理由により、配慮する場合あり) (4)質問があれば積極的に行うこと (授業中は勿論、授業内では聞きにくい質問があれば申し出れば質疑する機会を作る)
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 秋期ガイダンス 春期のまとめ・復習 【第2回】 「見てわかる」文書 ① 【第3回】 「見てわかる」文書 ② (宿題<1> を出す) 【第4回】 日本語の表現 ① (宿題<1> の提出) 【第5回】 日本語の表現 ② (宿題<1> の返却<採点結果・コメント付き>) 【第6回】 日本語の表現 ③ (宿題<2> を出す) 【第7回】 日本語の表現 ④ (宿題<2> の提出) 【第8回】 小論文の書き方 ① (宿題<2> の返却<採点結果・コメント付き>) 【第9回】 小論文の書き方 ② (宿題<3> を出す) 【第10回】 手紙の書き方 ① (宿題<3> の提出) 【第11回】 手紙の書き方 ② (宿題<3> の返却<採点結果・コメント付き>) 【第12回】 手紙の書き方 ③ (宿題<4> を出す) 【第13回】 社会人に求められる力とは? (宿題<4> の提出) 【第14回】 まとめ (宿題<4> の返却<採点結果・コメント付き>) 【第15回】 補足 と 授業内テスト
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