Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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社会環境論 II
(社会環境論)
大浦 宏邦
選択  2単位
【経営】 09-1-1120-0094-04

1. 授業の内容(Course Description)
 社会環境論Iでは環境問題の歴史と環境問題発生のメカニズムについて考察したが、社会環境論IIでは自分たちのCO2排出を削減する方法を考えながら、環境問題を解決する方策を具体的に考えていく。
 まず、自分たちの家庭で排出しているCO2について排出量を確認し、それを削減する方法を考えてみる。ついで実際に削減実験を行いながら、アメリカやヨーロッパで取られている環境対策について学んでいく。こうした自分たちの体験と海外の事例についての知識をもとにして、日本における今後の環境対策を考えていってほしい。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 自主的対策、経済的方法、規制的方法の内容や問題点を諸外国の事例や自らの体験をもとに具体的に理解する。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 期末の試験(70%)に出席点(30%)を加味して評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキストは使用しない。環境問題に関する本や記事は積極的に読んでみてほしい。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 自分で考えたり実行したりする課題をいくつか出します。積極的に取り組んでみてください。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 日本の温室効果ガス排出の現状と削減実験
【第2回】
 アメリカの環境保護運動1 アメリカ自然保護の父、ジョン・ミューア
【第3回】
 アメリカの環境保護運動2 原生自然保護法とデイビッド・ブラウアー
【第4回】
 アメリカの環境保護運動3 「沈黙の春」、レイチェル・カーソン
【第5回】
 ドイツの環境対策1 廃棄物政策とグリューネプンクト制
【第6回】
 ドイツの環境対策2 風力発電とフィードインタリフ
【第7回】
 ドイツの環境対策3 太陽光発電の促進策
【第8回】
 ドイツの環境対策4 レギオカルテと環境NGOの役割
【第9回】
 日本の温暖化対策1 自主的対策の3条件
【第10回】
 日本の温暖化対策2 排出量取引
【第11回】
 日本の温暖化対策3 技術的対策の現状。電気自動車と燃料電池車
【第12回】
 中国の環境問題1 水土流出と砂漠化の進展
【第13回】
 中国の環境問題2 水質汚染と酸性雨
【第14回】
 中国の環境問題3 経済成長と温室効果ガスの急増
【第15回】
 地球温暖化は防げるか