Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
ヨーロッパ型スポーツ経営 I 大坪 正則
選択必修  2単位
【経営】 09-1-1120-0107-05

1. 授業の内容(Course Description)
 ヨーロッパ主要国で展開されるサッカービジネスの現状把握と分析
 ヨーロッパサッカーを牽引する5大国の歴史・政治・経済・社会・文化
 サッカー5大国のトップリーグの財務内容把握と分析
 FIFA(国際サッカー連盟)の歴史とワールドカップのビジネス展開
 UEFA(ヨーロッパサッカー連盟)の歴史
 UEFA チャンピオンズリーグとヨーロッパ選手権の経済効果
 テレビ放送権とスポンサーシップの将来展望
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 以下を理解すること
 ・サッカー5大国の財務内容の違いとその原因・理由
 ・イングランドプレミアリーグのビジネス成功の要因
 ・FIFA(ワールドカップ)とIOC(オリンピック)の確執
 ・UEFAチャンピオンズリーグの功罪
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 期末テスト40%、授業出席60%
 抜打ちテストで授業出席を確認します
 レポートの自主的提出は加点します
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:『スポーツと国力』(朝日新書)
 参考文献:『察知力』(幻冬舎新書)
随時、参考文献を追加
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 関連科目の「アメリカ型スポーツ経営」「スポーツ法学総論」「ライセンスビジネス論」「スポーツ産業構造論」にも興味と関心を持つこと
 サッカーを通じてヨーロッパに関する知識を深めて欲しい
 知的好奇心を持って勉学に励むこと
 欠席・遅刻・授業中の私語は厳禁
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 総論
  ヨーロッパにおけるサッカービジネスの全体像を把握します。
【第2回】
 イングランド(1)
  サッカー発祥の地イングランドのビジネス形態、及び、直面する問題点を整理します。
  歴史も学びます。
【第3回】
 イングランド(2)
  プレミア・リーグ主要クラブの損益計算書を比較します。
【第4回】
 ドイツ(1)
  ドイツのビジネス形態を学びます。歴史を重ね合わせ、問題点を整理します。
  日本のサッカーの手本となった国家的システムを学びます。
【第5回】
 ドイツ(2)
  バイエルン・ミュンヘンを参考に、クラブ運営を検証します。
【第6回】
 イタリア
  イタリアのビジネス形態を学びます。歴史も併せ学びます。
【第7回】
 スペイン
  スペインのビジネス形態を学びます。歴史を通じて地理的対立も学びます。
【第8回】
 フランス
  ワールドカップ発祥の地フランスのビジネス形態を学びます。スポーツと歴史の絡み合いも学びます。
【第9回】
 その他のヨーロッパの国々
  サッカー5大国に次ぐ国々のサッカー事情を総括します。
【第10回】
 FIFA(国際サッカー連盟)とワールドカップ(1)
  FIFAの生い立ちとワールドカップについて学びます。
【第11回】
 FIFAとワールドカップ(2)
  ワールドカップとオリンピック、ISLの役割と破綻について検証します。
【第12回】
 UEFA(ヨーロッパサッカー連盟)とチャンピオンズ・リーグ
  UEFAの役割、UEFAとFIFAの関係、人気上昇のチャンピオンズ・リーグについて学びます。
【第13回】
 サッカーとテレビ
  テレビの経済効果について学びます。バブルが弾けたと言われるヨーロッパサッカー界の現状を分析します。
【第14回】
 サッカーとスポンサーシップ
  スポンサーコンセプトの変遷を学びます。
  テレビとスポンサーシップの組み合わせについて、アメリカと比較します。
【第15回】
 総括