1. |
授業の内容(Course Description) |
|
生命保険のコアをなす保険法理と保険数理を中心に取り上げる。具体的には、保険監督法、保険契約法、保険約款の特徴、保険料のしくみ、責任準備金や契約者配当、年金数理の基礎をできるだけ分かり易く解説する。また少子高齢社会で注目される最近の企業年金改革や生命保険・年金保険の銀行窓販などについても学ぶ。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
無形商品である生命保険の特色を保険数理と保険立法の側面から分析することによって、表層的ではなく内面的に立ち入って理解し、社会人としての生命保険活用の基礎力を修得できるようにすることを目標とする。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
定期試験の結果を重視し、小テスト、レポート、出席点等を加味して最終的に評価するが、定期試験を70%、それ以外を30%の比重で評価を行う予定。 講義のなかで生命保険の専門家を招いて生保会社の現状等について1~2回話してもらい、それについてレポートないし感想文を書いてもらう予定である。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
テキストは生命保険論Ⅰと同じだが、配布資料を重視して講義する。 参考文献についてはその都度指示する。
|
5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
|
6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 生命保険の法理(保険監督法) 【第2回】 生命保険の法理(保険契約法、保険約款) 【第3回】 生命保険の数理1(保険料1) ①基本原則、②基礎率、③平均保険料と個別保険料 【第4回】 生命保険の数理2(保険料2) ④自然保険料と平準保険料、⑤簡単な保険料計算例 【第5回】 生命保険の数理3(責任準備金と解約返戻金) 【第6回】 生命保険の数理4(剰余金と契約者配当) 【第7回】 個人年金保険商品と個人年金数理 【第8回】 企業年金改革 【第9回】 税制と生命保険・年金保険 【第10回】 生命保険会社の資産運用 【第11回】 生保会社の収支構造とリスク管理1 【第12回】 生保会社の収支構造とリスク管理2 【第13回】 金融自由化・規制緩和と生命保険会社の経営戦略 【第14回】 生保産業の課題 【第15回】 まとめと評価
|