Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
演習 I ・ II 石毛  宏
選択  各2単位
【経済】 09-1-1120-0675-01

1. 授業の内容(Course Description)
  「産業・企業研究」がテーマです。自分が興味を持つ業界または企業を選び、実際に自分の目で見て考え、体を動かして資料を集めます。そして、その実像に迫り、将来像を考える、という調査・分析を体験する「自分が主役」のゼミです。
 春学期は、調査の基本を学び、産業・企業レポートを読んでディスカッションし、同時に、自分の調査テーマを考えていきます。秋学期には、自分が調査・分析した結果を発表します。
こうした一連の体験を通じて、産業・企業への理解を深めるだけでなく、どのビジネスにも必要な、「調査・分析能力」、「プレゼン能力」も身につけましょう。調査テーマは、どの産業、企業のどんな問題でも結構です。もちろん、海外の産業、企業にチャレンジすることも大歓迎です。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 調査・分析とプレゼンの基礎を身につける。単独で企業の実地調査を試みる。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 調査・分析の内容に加え、①出席状況、②ゼミでの積極的な発言、③ゼミ活動への積極的な参加、④工夫の跡が見られるプレゼンテーション、を総合評価します。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 適宜、ゼミで説明します。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 体と頭を動かして地道な調査を試みること、積極的にゼミ活動に参加する学生が望まれます。「単位を取ればよい」、「何事も指示待ち・受身」ではなく、活発なゼミ活動を通して、調査能力とともに、楽しい思い出、語り合える友人も創りましょう。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
 ゼミでは、春・秋とも始めの数回は、石毛から、資料収集の方法、分析手法の基本、企業訪問・工場見学の留意点、プレゼンテーションの仕方(レポートの纏め方)など、基本事項について説明します。また、適宜、話題の産業や企業などを採り上げて、着眼点等を議論します。その後は、ゼミ生がゼミをリードします。
春学期には、これまでの業界分析・企業分析の書籍等を購読し(企業・産業研究)、その結果をもとにゼミ生がリードして、全員でディスカッションしていきます。また、それぞれ自分が分析しようとする産業、企業を決め、選んだ理由、どのような点を明らかにしたいのか、などを中間報告します。
秋学期には、実際にオフィース訪問、店舗見学、工場見学などの体験を踏まえ、分析を深めて、自分なりの見方とその理由をまとめ、発表します。発表では、発表者の訓練だけでなく、聞く学生も「建設的な批判」が出来るように積極的に議論に参加しましょう。

<春学期>
【第1回】 オリエンテーション
【第2回】 調査・分析の基本(1)
【第3回】 調査・分析の基本(2)
【第4回】 調査・分析の基本(3)
【第5回】 調査・分析の基本(4)
【第6回】 調査・分析の基本(5)
【第7回】 調査・分析の基本(6)
【第8回】 調査・分析の基本(7)
【第9回】 産業・企業の研究(1)
【第10回】 産業・企業の研究(2)
【第11回】 産業・企業の研究(3)
【第12回】 産業・企業の研究(4)
【第13回】 産業・企業の研究(5)
【第14回】 産業・企業の研究(6)
【第15回】 まとめ/調査・分析テーマの発表

<秋学期>
【第1回】 ゼミ発表までの流れ
【第2回】 プレゼン資料作成の基本(1)/統計資料から表とグラフへ
【第3回】 プレゼン資料作成の基本(2)/Power Pointの活用
【第4回】 プレゼンテーションの基本(1)/プレゼンまでの準備とポイント
【第5回】 プレゼンテーションの基本(2)/話し方と説得力
【第6回】 プレゼンテーションの基本(3)/ビジネス場面でのプレゼン
【第7回】 プレゼンテーションの基本(4)/ビジネス場面でのプレゼン
【第8回】 プレゼンテーションとクラス討議(1)
【第9回】 プレゼンテーションとクラス討議(2)
【第10回】 プレゼンテーションとクラス討議(3)
【第11回】 プレゼンテーションとクラス討議(4)
【第12回】 プレゼンテーションとクラス討議(5)
【第13回】 プレゼンテーションとクラス討議(6)
【第14回】 調査分析とレポートの仕方
【第15回】 まとめ(1年間のゼミ活動を振り返って)