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授業の内容(Course Description) |
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日本は「観光立国」を宣言して6年目を迎え、昨年の10月には観光庁が新設され、観光産業に力を入れる態勢になった。しかし昨今、世界的な金融危機に直面し、世界各国は非常に厳しい経済状況下に陥った。 一方、観光産業は、いまや世界の総生産及び総雇用のそれぞれの約11%を占めるようになった。そして日本も、観光産業の振興に力を入れ、あらゆる機会を通して、国内の観光資源を海外にPRし、2010年には訪日外国人観光客1,000万人達成を一大目標にかかげている。 このような状況下で宿泊産業であるホテル、旅館の存在は益々重要度を増している。 前期の授業では、ホテル、旅館にスポットをあて、歴史、現状、基本サービス、経営戦略等について研究していきたい。 また、事前に研究課題を決め、授業の中で発表し、全員参加のグループ討議で自分の意見を発表するトレーニングを行う。そしてホテル見学、テーブルマナーを実施し、「ホテルの現場」「食事のマナー」等を体験する。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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前期では宿泊産業の歴史、基本サービス、経営戦略、研究課題の発表、グループ討議等について理解をさせる。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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期中数回のレポートによる評価と出席状況、研究課題の発表、グループ討議の発表内容等で総合評価をする。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは使用しない。毎回テーマに応じた講義プリントを配付する。 参考文献:『ホテルの基本サービス』−フロント編、ハウスキーピング−日本ホテル協会 鈴木 博・大庭 祺一郎『ホテル経営教本』柴田書店
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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単なる知識の修得だけではなく、社会現象に対す問題意識の涵養に努力していただきたい。新聞、雑誌、書籍等を通して社会の出来事に関心を持ち、自分の目で問題を整理し、対処法を考えることが重要。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 授業方針、講義計画全般 【第2回】 ホテル・旅館の歴史、現状 【第3回】 研究課題の発表とグループ討議 【第4回】 ホテル・旅館の経営、グループ討議 【第5回】 グループ討議 【第6回】 ホテル・旅館の企画、営業活動、グループ討議 【第7回】 グループ討議 【第8回】 ホテルの基本サービス(フロント編)、グループ討議 【第9回】 ホテル見学 【第10回】 研究課題の発表とグループ討議 【第11回】 ホテルの基本サービス(接客業務)、グループ討議 【第12回】 研究課題の発表とグループ討議 【第13回】 ホテルの基本サービス(ハウスキーピング)、グループ討議 【第14回】 テーブルマナー研修会 【第15回】 研究課題の発表とグループ討議
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