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授業の内容(Course Description) |
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財務管理の担当職務は、企業の存続と成長にとって今日ほど重要視されている時代はない。財務管理の職務は、企業経営において最も挑戦的なやりがいのある仕事の一つである。企業を取り巻く事業環境と資本市場の双方は常に早いスピードで変化し続けている。このような変革の時代にあって、複雑で高度な財務的意思決定を正しく行うのに最も役に立つのが「良い理論」である。 企業の規模はどのくらいが適当か、また企業はどのくらいの速さで成長すべきか?企業はその資産をいかなる形で保有すべきか?負債の構成はどうあるべきか?といった問題に答えるための合理的な基礎を提供するところに、財務管理論の狙いがある。 しかしこれらは実はある一つの基本的な問題の3つの側面なのであり、常にこの基本問題に立ち帰って考察される。それは、現代企業の核心をなす経済的行動原理の問題にほかならない。それはまた、国際会計基準(2007年東京合意)として採用され、最近の会計ビッグバンの根幹をなすものである。したがって財務管理論こそが、明日の会計学の基礎なのである。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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成績評価方法(Grading Policy) |
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報告、討論、レポート。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:元アメリカ合衆国財務長官エズラ・ソロモン著『財務管理論』同文館、 日本経営財務研究学会編『経営財務情報の経済分析』中央経済社 1999年10月 参考書:T.マーシュ&T.小林「イン・ザ・マネーの経済理論」『現代ファイナンス』創刊号、 別府 祐弘・山内 暁 稿『知的財産と環境マネジメント』帝京経済学研究 第40巻第1号 2006年12月。 別府 祐弘 稿「日米間の通貨ヘッジ戦略について」成蹊大学経済学部学会『経済学部論集』2003年10月 別府 祐弘・古川 浩一 訳『ロービチェク、マイヤース、最適資本調達』東洋経済新報社 A.Zenios ed.,FINANCIAL OPTIMIZATION Cambridge University Press 1993
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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皆勤して下さい。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 VTR“マネー革命”① 【第2回】 VTR“マネー革命”② 【第3回】 VTR“マネー革命”③ 【第4回】~【第15回】 VTR“マネー革命”④ 以下11回に分けて、以下の如き内容を取扱う。 ①財務管理の目的 ②資本コストの概念 ③企業の資本構造と資本コスト(必要最低目標利益率) ④投資決定 ⑤資本調達決定 ⑥金融先物の為の情報的ポートフォリオ戦略と実績 ⑦外為市場ポートフォリオの為の情報的ポートフォリオ戦略と実績 ⑧外国株ポートフォリオの為替ヘッジの為の情報的ポートフォリオ戦略
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