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授業の内容(Course Description) |
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「ウォール街」の崩壊に端を発した世界金融危機は、「アメリカの覇権」の崩壊につながる様相を呈している。2008年の夏を境にして、かつてない大きな変動が重なって起こり、しばらく続いた国際秩序は一変した。ここでアメリカはオバマ大統領の誕生である。プロシアの政治家で、鉄血宰相と呼ばれたビスマルクは「愚者は経験に学び、賢者は歴史にまなぶ。」とのべている。聡明な新大統領は、国民参加で融和と団結を図り変革と再生を旗印にこの難局を乗り越えることを世界に発信した。
わが国も、これまでにない大きな岐路に立たされようとしている。「米国再生と日本の役割」について学ぶ。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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変革の時代に生きる私たちは、現状をよく分析し経済学的思考方法で未来に向けてわが国がどのような提案ができるのか学ぶことを目標とする。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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期末テスト
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:『強欲資本主義ウオール街の自爆』神谷秀樹著 文春新書
『覇権の終焉』中西輝政著 PHP研究所
参考文献:『マイドリーム』バラク・オバマ著 ダイヤモンド社
『文明の衝突』サミュエル・ハンチントン著 集英社
『資本主義はなぜ自壊したのか』中谷巌著 集英社
『サブプライムの実相』大澤和人著株式会社商事法務
『サブプライム金融危機』みずほ総合研究所 日本経済新聞出版社
『暴走する国家 恐慌化する世界』副島隆彦、佐藤優共著 日本文芸社
『マネーの未来、あるいは恐慌という錬金術』松藤民輔著 PHP研究所
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5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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新聞をよく読み、クラス参加すること
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6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】
オリエンテーション
【第2回】
日本のポジション
【第3回】
覇権国の変遷
【第4回】
サブプライムローンのからくり
【第5回】
金融危機
【第6回】
1929年大恐慌
【第7回】
ビッグ3問題
【第8回】
覇権の終焉
【第9回】
オバマ大統領就任
【第10回】
雇用創出
【第11回】
経済・金融政策
【第12回】
グリーンニュウディール政策
【第13回】
外交・安保政策
【第14回】
情の資本主義、日本の役割
【第15回】
まとめ
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