Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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地域政治論研究A I 志方 俊之
選択  2単位
【国際総合文化専攻】 09-1-1210-0272-07

1. 授業の内容(Course Description)
 本講座ではアジア問題を研究の対象とする。アメリカはこれまで経済力・軍事力・政治力・外交力において世界唯一の超大国であった。しかしながら、2008年サブプライム問題に端を発した金融信用危機が全米を覆い瞬く間に世界中に拡散した。この現象は21世紀に世界は多極化する傾向にあることを示唆している。わが国の米国への依存体質は深く広いため最も大きい影響を受ける国の一つである。他方、隣国中国は大国として高度経済成長を開始した。これからの日本・米国・中国の三国間の安定した関係はアジアの平和と安定に不可欠なものとなる。しかしながら国際環境の変化は予断を許さず、日米両国間の安全保障面でにおける協力もそれに応じて変質して行くことになろう。日米両国関係はどのように変化するのか、わが国はどのようにして独自性を保って行くのか、詳しく研究する必要がある。この科目では、とくに日米中の三国間の安定と平和に向けた各国の取り組みに焦点を絞る。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 各自に与えられたテーマについて、資料を「収集」し、「分析」し、要点をパワーポイントにより「映像化」し、グループ毎に「討議」し、クラスの前で「発表」できる能力を身に付けさせる。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 授業への出席状況を重視する。出席率・小テスト・期末試験の成績を総合的に評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 参考書 志方俊之著 『無防備列島』(海竜社) 
 参考書 志方俊之著 『日本はこのままでは生き残れない』(PHP研究所) 
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 出席率を最重視する。「地域政治論研究A I 」を受講した者は、なるべく秋期に「地域政治論研究AII」を受講することを希望する。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
 以下の項目を、ほぼ1週間に一つのペースで進める。
【第1回】
 研究テーマの決定要領ガイダンスと決定
【第2回】
 資料収集の要領
【第3回】
 資料分析の要領
【第4回】
 グループ討議の要領
【第5回】
 個人発表の要領
【第6回】
 日本・米国・中国の国力比較
【第7回】
 米国の政治・経済に関する討議
【第8回】
 米国の外交・軍事に関する討議
【第9回】
 中国の政治・経済に関する討議
【第10回】
 中国の政治・経済に関する討議
【第11回】
 日本の政治・経済に関する討議
【第12回】
 日本の政治・経済に関する討議
【第13回】
 日米中三国間の対応について討議 その1
【第14回】
 日米中三国間の対応について討議 その2
【第15回】
 綜合討議と個人発表の実施