Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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民法総論A
(民法総論)
高橋 由紀子
必修  2単位
【法律】 09-1-1210-0327-09

1. 授業の内容(Course Description)
 日本の法体系における民法の位置づけや民法とは何かを理解した後、民法典第一編「民法総則」を学習する。民法総則は2年次以降に勉強する民法各科目の基礎となる科目なので、しっかり理解することが必要である。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 ・民法の仕組みと役割を理解する。
 ・権利の主体、権利能力・意思能力・行為能力、制限能力者制度、法人についての基礎的知識を持ち、実際の生活の中でこれらがどのように具体的な問題となって現れるかを理解する。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 授業中に行う中間試験と期末試験で評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:『民法入門・総則(エッセンシャル民法1)(第4版)』(永田 眞三郎 ほか著、有斐閣)を使用するが、別に自分で使いやすいと思うテキストがあれば、それでも可。
 判 例 集:『民法判例集 総則・物権』(内田 貴・山田 誠一・大村 敦・森田 宏樹 著、有斐閣)。
      あれば授業の理解に役立つ。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 ・授業には必ずテキストと六法全書を持参すること。
 ・大多数の学生諸君にとって民法は大学に入学して初めて学ぶ科目なので、授業に出席しないと単位取得は困難である。
 ・3年生と4年生の再履修者は毎回出席をとる。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション:
  テキスト・参考書の紹介、授業の進め方、試験、学習の心構え等を説明する。
【第2回】
 民法典の沿革 民法典の構成 民法の法源
【第3回】
 財産法と家族法の原理の相違 民法の解釈とその方法
【第4回】
 近代民法の原則とその修正
【第5回】
 私権とは 私権行使の制約
【第6回】
 第5回までの復習 中間テスト 
【第7回】
 権利の主体(1)自然人 権利能力
【第8回】
 意思能力と行為能力 制限能力者制度
【第9回】
 成年後見制度 制限能力者の相手方の保護
 不在者・失踪者
【第10回】
 権利の主体(2)法人 法人制度の意義
 法人の種類 法人の設立 法人の機関
【第11回】
 法人の能力
【第12回】
 法人の能力
【第13回】
 権利能力なき社団
【第14回】
 法人の機関と監督 法人の消滅
【第15回】
 第7回から第14回までの復習 期末テスト