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授業の内容(Course Description) |
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医事法という分野は、比較的新しく、その概念も定まったものはない。そもそも、民法や刑法のような法体系としての「医事法」が、存在するわけではなく、広く「医療に関する法制度」を内容とする。具体的には、 ① 医療制度(医師、歯科医師、救急医療、教育、保険制度など) ② 医療過誤(病院、医師の過失責任、インフォームドコンセント訴訟の方法など) の両面から、医療スタッフのための教科書をもとに、問題点を探ってみたい。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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現行の医療制度の内容や欠点を正確に理解し、今後の社会生活の中で生かしてゆくこと。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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授業の範囲内から、テーマを選んで、ペーパーテストを行なう(例えば、「安楽死」、「インフォームドコンセント」)。15回の講義に全部出席すればテストの点数に15点を加える(5回出席すれば5点)。但し、減点はしない。教科書のみ持込可。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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『やさしい医事法学第2版』久々湊晴夫著 成文堂発行
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5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業形式では一方通行となるので、質問のあるときは、いつでも挙手をして質問をしてほしい。
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6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 医療と規範 【第2回】 国民の権利 【第3回】 患者の権利 【第4回】 医療の理念 【第5回】 医療従事者 【第6回】 介護保険 【第7回】 輸血拒否 【第8回】 病名告知 【第9回】 末期医療 【第10回】 臓器移植 【第11回】 生殖移植 【第12回】 妊娠中絶 【第13回】 遺伝子治療 【第14回】 精神保健福祉 【第15回】 臨床試験
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