Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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文章表現A 苧坂 和邦
選択必修  2単位
【法律】 09-1-1210-0591-02

1. 授業の内容(Course Description)
 文章表現の目的は、言いたいこと、伝えたいことを、いかに簡潔に表現するかということである。この表現技術は、学生生活においても、社会人になってからもコミュニケーションの基本となるもので、これを学生のうちに身につけておくことは有益かつ不可欠なことある。
 本授業においては、対象となる文章のタイプを、文学作品などマニュアル化が不適切なものを対象としないで、論文等の「論述文」に括ることとする。即ち、具体的には、論文、課題論文、解説文、報告文、企画書、評論、批評、エッセイ、紀行文などで文章作成のマニュアル化が可能で有益と考えられるジャンルの文章である。
 このジャンルの文章の目的は、読者を説得し、自分の主張を広めることである。そのためには、内容が有益であり、読者が興味をもって読み、容易に理解可能なものでなければならない。つまり、文章表現は、メッセージを、読者にいかに、ためになり、面白く、わかりやすく伝える技術である。こうした目的のためにマニュアルの果す役割りは大きい。
 一方、パソコンが普及した今日、文章執筆作業の本質は一変している。文章作成の第一歩は、とにかく書き始めることにあるといえる。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 1、論述文を正しく作文すること。
 2、とにかく文章を書き始めることに慣れること。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 講義が中心になるので講義の出席率、及びレポートによって成績評価を行う。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:野口 悠紀雄 著 『「超」文章法』(中公新書) ¥780
 参考文献:樺島 忠夫 著 『文章構成法』(講談社現代新書) ¥680
      川村 二郎、朝日新聞レッツ編集部 編『炎の作文塾』(朝日文庫) ¥600
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 積み重ねの学習になるので欠席しないこと。
 テキストと国語辞典を持参のこと。
 レポートのテーマは、自分の関心のあるものを授業を通してあらかじめ考えておくこと。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 テキスト第1章 メッセージこそ重要だ
 1.メッセージとは何か?
【第2回】
 テキスト第1章 メッセージこそ重要だ
 2.どうすればメッセージが見つかるか
【第3回】
 テキスト第2章 骨組みを作る(1)
 内容面のプロット
【第4回】
 テキスト第3章 骨組みを作る(2)
 形式面の構成
【第5回】
 テキスト第2、3章 骨組みを作る
【第6回】・【第7回】
 テキスト第4章 筋力増強
 説得力を強める
【第8回】・【第9回】
 テキスト第5章 化粧する
【第10回】・【第11回】
 テキスト第6章 化粧する
【第12回】・【第13回】
 テキスト第7章 始めればできる
【第14回】
 講義の総括
【第15回】
 レポートの提出について