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授業の内容(Course Description) |
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被疑者・被告人の人権を保障しながら、実体的真実を解明するためには、どのように刑事事件を解決するのが妥当なのでしょうか。この授業では、この問いについて考えてもらうために、実際の裁判例を素材にしながら、刑事手続について講義します。「刑事訴訟法B」との通年講義で刑事手続の全体像を概観しますが、「刑事訴訟法A」では、捜査、公訴提起を中心に講義します。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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実際の裁判例を素材にしながら、刑事手続の「森」を見ることを主眼としつつ、「木」についても可能な限り観察することが目標です。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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学期末試験及び出席点。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:寺崎嘉博『刑事訴訟法 第2版』(2008年、成文堂) 井上正仁編『刑事訴訟法判例百選 第8版』(2008年、有斐閣)
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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手続法は煩瑣でわかりにくい点も多々ありますが、途中で断念せずに復習中心の学習を心がけてください。また、授業の際には相当量の板書を筆記することになると思います。なお、毎回授業に出席することはもちろんのこと、真剣に学ぶ学生の迷惑にならぬように、私語を慎む等各自自覚してください。
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6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 講義方針・成績評価等について 刑事訴訟法とは何か? 【第2回】 刑事訴訟の基本原理 【第3回】 捜査(1) 【第4回】 捜査(2) 【第5回】 捜査(3) 【第6回】 捜査(4) 【第7回】 捜査(5) 【第8回】 捜査(6) 【第9回】 捜査(7) 【第10回】 捜査(8) 【第11回】 公訴提起(1) 【第12回】 公訴提起(2) 【第13回】 公訴提起(3) 【第14回】 公訴提起(4) 【第15回】 復習
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