1. |
授業の内容(Course Description) |
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行政の機構のしくみ、行政の基盤をなす財政のしくみ、行政を実際に担う公務員に関する諸制度のしくみの概略とその運用の実態等について学んでゆきたいと思います。併せて、公務員制度改革の動向についても注視したいと思います。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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公務員制度の概略を組織、定員、財政の諸制度と併せて理解すること。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席状況・日常点(60%)
試験・レポート評価(40%)
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト/教科書は特に用いません。(「6.授業の計画」参照)
(参考文献)
公務員に関する様々な資料、文献
なお、読みやすい書籍としては次のようなものがあります。
人事院・各府省研修担当官会議 平成21年度版公務員研修教材
第1分冊『期待される公務員をめざして』
第2分冊『行政のしくみと公務員制度』
第3分冊『公務員の服務と倫理』
第4分冊『職場における応接とマナー』
『関係法令・資料集』(以上、公務研修協議会)
佐藤 達夫『国家公務員制度』(学陽書房)
栗田 久喜『人事行政』(ぎょうせい)
栗田 久喜ほか『国家公務員法・地方公務員法』(青林書院)
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5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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公務員に関する新聞、テレビ、ラジオ、雑誌などにおける報道、情報については、日頃から関心を持って接して下さい。
「6.授業の計画」に記すように、レジュメの代わりにインターネット上に授業の概要を載せます。また、必要な連絡事項も同様の方法を採ります。したがって、パソコンでインターネットにアクセス(携帯からは不可能)することができない人は不満を感じるでしょう。あらかじめご承知おき下さい。
同じく「6.授業の計画」に記すように、パワーポイントで授業を進めるので、教室に設置されている投影設備の関係から私はその陰になり、皆さんから姿が見えない(私からも皆さんの姿が見えない)かたちで授業を進めることになってしまうことが往々にしてあることをお断りしておきます。
出席状況・日常点は、授業冒頭のカードリーダー、授業終了時の出席調査カード等によって適宜・適時、把握・確認する予定です。
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6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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授業はパワーポイントによって進める予定です(私にとって板書は非効率なので致しません)。
授業のレジュメは印刷物としては配布できません。
ただそれに替わるものとして、パワーポイントの原稿について、皆さんがインターネット上で授業前、授業後にアクセスできる方法を考えます。(なお、それを全部プリントするのは大変ですから、皆さんは、興味のある部分のみをパソコン上で適宜編集して簡略版を作り、必要に応じてレジュメ・ノート・メモ代わりにプリントすればよいでしょう。)
授業は概ね次のような項目について、国の例を中心に15回に亘って進める予定ですが、皆さんの興味・関心等の度合、公務員制度改革の動きその他時々のできごとなどによって、変更することがあり得ることをあらかじめお含みおき下さい。
なお、これらのうち「行政のしくみ」「財政のしくみ」については、春期「公務員制度論A」において詳説したので、秋期「公務員制度論B」では、それ以下の項目に比重を置いて進める予定です。
<公務員制度論の授業で取り上げる主な項目>
「行政のしくみ」「財政のしくみ」「公務員とは」「中央人事行政機関」「任用・採用試験制度」「給与制度」「服務制度」「倫理制度」「分限・懲戒制度」「勤務時間制度」「休暇制度」「人事評価制度」「研修制度」「福利厚生・健康・安全制度」「災害補償制度」「職員団体制度」「不服審査制度」「苦情処理制度」「退職手当制度」「共済・年金制度」その他
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