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授業の内容(Course Description) |
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今年度は川端康成の『雪国』(昭和十二年[1937])をテキストにして近現代の日本語について見ていきます。 近代の日本語と近世の日本語のちがい、また、近代の日本語と現代日本語のちがいについても考えます。 初版本、現行の全集本、それから現行の各種の文庫本等との比較を行いながら、近現代の日本語のさまざまな事象(漢字・仮名、かなづかい、語法、音韻など)について考えていきます。とくにさまざまの類義表現を中心に見ていくようにしたいと思います。索引類も大いに活用していきたい。 留学生の人も多くなったので、『雪国』の英訳、中国語訳、韓国語訳等との比較も出来ればと思います。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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昨年度の演習で、多くの日本人学生が感じていたのは、留学生の人たちは、日本人の気付かぬ点を取りあげ、いろいろと考えさせてくれたということがあった。日本語の類義表現についてはとくにそういうヒントが与えられるものと期待しているし、そこで取りあげられる疑問点などを明らかにしていきたい。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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出席50点、発表50点 4回欠席した人は失格とします。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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『雪国』(新潮文庫)380円
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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(電子)辞書を持ってくること。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 川端の『千羽鶴』について 【第2回】 川端の『伊豆の踊子』について 【第3回】 漢字と仮名について 【第4回】 丁寧語について 【第5回】 美化語について 【第6回】 謙譲語について 【第7回】 代名詞について 【第8回】 映画『雪国』を見る 【第9回】 男性の言葉と女性の言葉 【第10回】 サイデンステッカーの英訳本について 【第11回】 中国語訳『雪国』、韓国語訳『雪国』について 【第12回】 言葉と文化 【第13回】 助詞の使い方について 【第14回】 主語の表示の仕方について 【第15回】 まとめ
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