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授業の内容(Course Description) |
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【近現代文化研究実戦トレーニング[詩歌・歌詞編] II 】 春期にひきつづき近現代日本文化研究の続編である。1・2年の授業を通じてこの時代の文学に漠然と興味をもった学生から、本格的に卒業論文を意識してトレーニングを積みたい学生まで幅広いニーズに対応しようと考えている。 研究対象としては、詩作品をとりあげることとしたい。ここでいう詩作品とは、普通にそれまで学校の教科書で見てきた行わけスタイルの詩作品はもちろんのこと、明治漢詩や近現代の短歌・俳句、小説家の手による散文詩、はたまた歌謡曲や現代のヒットチャートを賑わす曲の歌詞やコミックの詞まで広範な射程を設定することにする。 詩作品というのは、短い表現の中に作者の主観が凝縮されておりコンパクトでとっつきやすい。 しかし、行間を(ひとりよがりではなく)読むことも要求されるため、奥も深い。このため、(近現代)文学研究の基礎研究資料としてはうってつけなのである。詩作品から諸君が感じ取ったイメージをどのように実証し、理論化していけばよいものか…、春期にひきつづき、ともに考えていくことにしたい。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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各自の問題意識を、ひとりよがりではなく客観的な姿勢に立った論としてまとめてゆくことにしたい。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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出席点(50%)+発表点(30%)+レポート等の点(20%)で算出。 発表しなかった学生は(基本的に)成績がつくのが難しくなる。 またレポート未提出はRとなるので注意。また自分の発表の時以外を欠席した場合もよい成績にはならない。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは授業中に指示する。テキスト以外の作品を発表希望の学生は、相談をすること。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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現時点での実力は問題にしない。何かを見つけて実力を伸ばしたいという意欲を重視したい。不明な点はどんどん質問するように。レジュメ作成、調査法の相談を受けるプレゼミを本年も行う。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ●後期ガイダンス この授業の進め方(後期より参加学生の発表希望作品受付開始・希望者にはプレゼミスタート) 【第2回】 ◎発表方法論1.(前期の復習と反省を込めて) 作品の注釈方法(発表希望作品受付仮締切り) 【第3回】 ◎発表方法論2.(前期の復習と反省を込めて) 作品の評釈方法(発表希望作品受付本締切り) 【第4回】 ●各自発表開始 ●後期発表順番確定版決定 【第5回】 以下各自の発表で毎回続く。 【第6回】~【第8回】 各自の発表 【第9回】 各自の発表 この回前後でレポート内容の発表 【第10回】~【第14回】 引き続き各自の発表 ⇒レポート提出期間にレポート提出 【第15回】 まとめ
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