Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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比較文化演習B I 濱田  陽
選択必修  2単位
【日本文化】 09-1-1310-0430-13

1. 授業の内容(Course Description)
 【日本文化を国際的視野に立って研究】
 日本文化を国際的視野に立って研究する基礎力を養う。

 【ラウンドテーブル・同時発表等の新しい報告スタイル】
 最初に、文化研究の基本的方法について学ぶ。次に、教員・他受講生とラウンドテーブル形式でディスカッションしながら、各人の関心について情報を共有する。自分の興味が明確になってきたところで、1年間意欲をもって取り組めるテーマをしぼりこんでいく。その上で、同時発表形式で数人が同時に告する。一人あたりのプレゼンテーション機会を増やすことで、教員と全受講生間の相互理解を深め、研究内容をブラッシュアップしていくことができる。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 【文化研究の基本的ルールを理解、「作業レジュメ」をまとめる】
 1)文献資料、2)インターネット、3)フィールド(現場)の三つの情報を、総合的に収集・選択・分析し、アウトプットする基本的ルールを理解し、A4用紙4枚~6枚程度の「作業レジュメ」をまとめる。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席・報告・ディスカッション(60%)、「作業レジュメ」の出来栄え(40%)
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 必要な資料はプリントで配布する。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 【自分の関心・資質に合わせてテーマを設定できる】
 今日の日本文化研究は多岐にわたっている。宗教、民俗、歴史、文化交流、思想、文学、芸術から生活文化、大衆文化、環境、メディアまで、新旧の研究潮流や方法論、教員と他受講生の問題関心にコミットしながら、自分自身のテーマをつかみ、丁寧に具体化していって欲しい。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 「日本文化研究の多様なテーマと方法」
 日本文化研究の新旧の流れ、文化研究の基本的ルールを学ぶ。
 具体的には、日本研究の多様性を鳥瞰してもらうために I 歴史、 構造、 比較、 交流、V 日本研究の研究という5つのフェーズを説明するとともにタイトル、サブ・タイトルのつけ方、「作業レジュメ」の作成法(とくにオリジナリティある研究対象のしぼり方)などを講義する。
【第2回】・【第3回】
 「ラウンドテーブル形式でのディスカッション」
 自分と教員、全受講生間の文化的関心の違いや共通点を知り、テーマをしぼる。
【第4回】~【第7回】
 「同時発表」
 出典を明らかにし、資料そのものと自分の分析を区別できるよう配慮しながら、詳しい資料紹介・分析を行う。
【第8回】・【第9回】
 「メディア・ライブラリー・センター演習」
 1年にわたり図書館を効果的に活用するため、グループ学習室・情報学習室等を拠点に案を出し合い、自分に適した研究スタイルを見つける。
【第10回】~【第13回】
 「同時発表」
【第14回】
 「「作業レジュメ」提出」
 自分のテーマの資料紹介・分析を中心としたレポートを提出する。
【第15回】
 「「作業レジュメ」返却」
 *以上の順序は入れ替わる可能性がある。また、第4回から第13回のうち数回分を校外学習にあてることがある。