Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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教育学演習A 小山 福司
選択  2単位
【教育】 09-1-1330-0226-01

1. 授業の内容(Course Description)
 本演習では、次の3テーマの中から 各自 一つを選び、研究する。一年を通じて、「授業」という教師にとって最大の仕事について、深く考えていきたい。そのため、必ず、通年での履修を求める。
 ① 注目すべき実践・教師・・・日本の教師たちがこれまで生み出してきた諸実践をとりあげ、さまざまな角度から光をあてる。対象とする「実践」は、これまでの講義等を通じて視野に入ったもの、関心を持ったもの、の中から選ぶ。
 ② 心に残る教師・授業・・・これまで受けてきた学校教育で「心に残っている教師」に、聞き取り調査などによって迫る。
 ③ テーマを選んでの教材研究と授業創り・・・持続的なこだわりと「学び」によって授業を創る。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 1.「授業実践」や「教師」について、より深く洞察することができるようにする。
 2.持続的なこだわりを持ちつつすすめる「教材研究・授業創り」の必要性を理解し、自ら出来るようにする。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席・参加の状況、グループまたは個人での研究・発表への取り組み・意欲など(以上40%)と、発表内容、発表のまとめ、レポート(以上60%)とを、総合して評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 稲垣忠彦『教師のライフコース 昭和史を教師として生きて』(東大出版会、1988年)、山崎準二『教師のライフコース研究』(創風社、2002年)は、図書館の指定図書コーナーに置かれている(貸出し可)。また『日本の教師』全24巻(ぎょうせい)も、同コーナーにある。対象とする「実践」を選ぶ際に参考にしてほしい。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 主体的な取り組み、参加を期待する。(教育実習、介護等体験などでの欠席はやむを得ないが、欠席分を何らかの形で補えるような参加の仕方を工夫すること。)
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション・・・主旨の説明、メンバーの確定・自己紹介など
【第2回】~【第6回】
 ・研究テーマの提示・・・研究テーマの選定、研究グループ(あるいは個人)のメンバー決め
 ・これまでの演習でとりあげられた実践・教師の紹介
 ・聞き取り調査などによる研究の紹介
 ・教材研究・授業創りの参考となる、実践記録(VTR他)の紹介 など
 ・この間、グループまたは個人での研究テーマを決め、それぞれ研究をはじめる。
 ・研究対象の選定、アプローチの仕方などについて、適宜報告をもとめつつ、方向づけをしていく。
【第7回】~【第12回】
 ・グループまたは個人での研究について中間報告・発表及び討議
   <発表用レジュメの準備、発表 / コメント>
【第13回】・【第14回】
 ・全グループ(または個人)の発表を振り返って
 ・中間レポートについて指示する。(テーマの変更・再選定が必要な個人・グループは要相談)
【第15回】
 ・今後の研究計画をそれぞれ報告(夏期休業中に進める研究)
 ・発表準備について指示する