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授業の内容(Course Description) |
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総合演習は、人類に共通する課題又は我が国社会全体にかかわる課題に関する分析及び検討並びにその課題について幼児、児童又は生徒を指導するための方法及び技術を学ぶことを目的としている(教育職員免許法施行規則第6条第1項の付表の備考七)。そのため、各自が興味・関心のある課題を選び、その課題について研究し、発表・討論する。併せて、児童や生徒が課題を自ら設定し、主体的に解決していくために、教師は、ものの考え方や主体的に取り組む態度をどのように育てていったらよいのかについて演習を通して考えていきたい。本授業で取り上げるテーマは、『国際理解、環境、福祉、情報、健康など』があげられるが、児童・生徒の興味・関心をも視野に入れながら推察し、いくつかのグループに課題ごとに集約し、検討・整理し、発表・討論する。 また、各グループの課題についての取り組みのみならず、小学校・中学校・高等学校等においてその成果を、児童・生徒が学習できるよう教材化し、評価していく方法について学習することもねらいの一つである。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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テーマの設定、グループによるテーマの明確化、分析内容の検討、資料収集及び作成、発表、評価/反省という一連の過程の中で、総合的なものの見方、考え方やまとめ方を養う。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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テーマの取り組み:グループ活動への参加態度(50%)、発表及び資料(30%)、発表及び資料に対する意見・評価(20%)
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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適宜配布します。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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演習という性格上主体的な取り組みが求められます。また、2名以上のグループ活動が中心となるので、グループでの話し合いや資料作成、発表等、仲間に迷惑のかからないよう配慮してください。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション(自己紹介を含む) 【第2回】 「総合的な学習の時間」の目標、意義等の基本的理解 個人テーマからいくつかのグループを編成する 【第3回】~【第6回】 グループ別課題研究計画と報告にむけて ①グループのテーマを決定する ②研究の進め方(方向性を検討する) ③資料の収集 ④発表準備 【第7回】・【第8回】 グループ発表(発表・質疑及び評価) 【第9回】~【第12回】 グループ課題研究の広がりと深まりに向けて(具体化) ①グループ発表の評価と問題点の整理、新たな方向性(課題)の決定 ②研究の進め方・役割分担 ③資料の収集 ④学習指導案の作成及び発表準備 【第13回】・【第14回】 グループ発表 【第15回】 全体のまとめ *受講人数等により進度が異なる場合があります。
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