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授業の内容(Course Description) |
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今、「ことばの力」が確かな学力を形成する基盤として、また人間関係を築く大事な要素として、再認識されている。他者と関わりながら自分を表現し、社会の中で「生きる力」を身に付けていくために「ことばの力」が改めて重視される中、国語科教育並びに教師に大きな期待が寄せられている。 今年度より移行措置として実施される新学習指導要領にも、「思考力・判断力・表現力等の育成」が盛り込まれており、更に、改善事項として「言語活動の充実」が第一に挙げられ「言語力」の育成が強調されている。 国語科教育法の授業では、「言語活動」重視の立場を踏まえつつ、中学校・高等学校における国語科教育の意義・在り方を確認し、併せて自己を的確に表現し、伝え合い、言語能力を高めるために国語科の指導法を研究していきたい。 「国語科教育法I」の主な内容としては、①中学校・高等学校における国語科学習指導の基礎的な理論を構築する。②具体的な事例や教材による教材研究を行う。③教材研究に基づき、学習指導案を作成する。④グループ学習により学習指導案を検討し、模擬授業を行う。等々を予定している。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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中学校、高等学校における国語科教育の基本的な理論を構築し、具体的な事例や教材による教材研究、学習指導案の作成、模擬授業の実践等を通して、国語科教師としての自覚を高め、指導技術を身に付ける。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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課題論文、小論文、指導案等の提出物 40% 模擬授業、発表等 30% 出席状況 30%
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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・『中学校学習指導要領解説 国語編(平成20年9月)文部科学省』 ・『高等学校学習指導要領解説 国語編(平成11年12月)文部省』 ・資料プリント等
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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中・高等学校国語科教員免許取得希望者の受講とする。 授業には必ず出席し、課題意識をもって、真剣に、意欲的に受講すること。 課題論文、指導案等の提出物は、提出期限を必ず守ること。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ○「国語科教育法I」についてのオリエンテーション ・国語教育の現状と課題 ・意識調査 【第2回】 ○今、国語科教育に求められること ・学習指導要領の変遷と国語科教育 ・課題整理 【第3回】 ○国語科教育の課題と対策 ・課題分析と対策 ・意見交換 【第4回】 ○「話すこと・聞くこと」の指導法 ・グループ討論と意見発表 ・教材研究 【第5回】 ○「書くこと」の指導について ・論理的な思考力と作文指導 ・教材研究 ・課題論文① 【第6回】 ○「読むこと」の指導について① ・文学的な文章の読解指導 ・教材研究 【第7回】 ○「読むこと」の指導について② ・説明的な文章の読解指導 ・教材研究 【第8回】 ○「伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項」について① ・古典(古文、漢文)の指導 ・教材研究 【第9回】 ○「伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項」について② ・漢字、語句、表記、文法、 ・教材研究 【第10回】 ○単元の学習指導案作成 ・説明的な文章教材 ・グループによる検討 ・課題論文② 【第11回】 ○本時の学習指導案作成 ・説明的な文章教材 ・グループによる検討 【第12回】 ○グループによる模擬授業の検討 ・説明的な文章教材 ・学習指導案の検討、整理 【第13回】 ○代表グループによる模擬授業の実施① ・相互評価、意見交換 【第14回】 ○代表グループによる模擬授業の実施② ・相互評価、意見交換 【第15回】 ○「国語科教育法I」のまとめ ・課題論文③ ・自己評価
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