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授業の内容(Course Description) |
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保育者(保育士・幼稚園教諭)は、保育において、どのようなことで悩み、保育が難しいと感じるのだろうか。本講義では、保育者が保育実践において困難を感じる事柄をとりあげ、問題を理解する作業を通して、子ども、保護者、保育を理解する豊な視点を養う。 保育者が困難に感じることは、子どもの問題、保護者との関係、園内の人間関係、保育者自身の問題など多岐にわたる。講義では、特に子どもにかかわる問題、いわゆる「気になる子」(特別に配慮が必要な子ども)の保育について考えることを通して、保育の取り組み、また、保護者とのかかわりについて理解を深める。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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保育における多様な問題を知り、子ども、保護者、保育を深く理解しようとする姿勢と、保育に関わる多様な問題を多角的にとらえる視点が養われる。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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授業への参加、授業での小レポート、及び、学期末テストにより総合的に評価する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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2009年夏ごろに発刊予定の新刊書をテキストとして採用する予定。第一回目の授業で、学生に通知する。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業での発表、報告を重視する。積極的な授業への参加を期待する。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 保育園、幼稚園で出会う子ども達 【第2回】 多様な子どもたちと保育者の役割 【第3回】 困難を抱えた子どもたちの姿を通して保育を考える 【第4回】~【第10回】グループ学習と発表 ・問題行動の多い子ども ・不適切な養育の問題を背景にもつ子ども ・障害のある子ども ・友達関係が希薄な子ども ・消極的な子ども 【第11回】・【第12回】 すべての子どもが参加するクラス作り 【第13回】 保護者との連携を考える 【第14回】 子育て支援と保育者の役割 【第15回】 まとめ・学期末テスト
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