Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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美術表現 高柳  星
選択  2単位
【教育】 09-1-1330-1581-02

1. 授業の内容(Course Description)
 子どもたちは、描いたり、作ったりすることが大好きです。その表現することの喜びを、より豊かにするための働きかけとは何か。豊かな表現の土台は、豊かな生活であるといわれているが、豊かな生活とはどんな生活なのか。また、その生活を、どのようにして美術表現に展開させるのか。
 保育園や幼稚園、民間の絵画造形教室に通う子どもたちの実践例を紹介しつつ、上記の課題をあきらかにしていく。
 毎週、描画工作の実習を行う中で、絵具の扱い方、はさみの使い方、土粘土、油土、紙粘土のちがいなど道具の扱い方と同時に、子どもの発達に応じた、準備、課題の設定など保育者が手を貸すことができることや、言葉かけなど、実習などの現場で役立つ作品を製作していく。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 保育士自身が、描くこと、作ることの楽しさを体験できるように毎回、描画工作の実習を行い、表現力、発想力を高めていく。また、その実習をとおして、子どもの美術表現活動の導入、展開、評価などを学習する。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 1.出席回数(5回以上の欠席は単位を取得できません)
 2.授業態度
 3.実技作品(技術・創意工夫)
  以上3点の総合評価
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 講義の際、資料を配布する。
 『保育をひらく造形表現』槇 英子著  萌文書林
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 古新聞1日分、ぞうきんを持参、提出すること。
 毎週、鉛筆 B を持参すること。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 子どもの発達と美術表現活動 ― 紙工作
 アンケート
【第2回】
 生活と表現・乳児
 スクラッチ画 (クレパス)
【第3回】
 生活と表現・3歳児
 油土で人体表現
【第4回】
 生活と表現・4歳児
 水彩画で人体表現
【第5回】
 生活と表現・5歳児
 紙工作―とばして遊ぶ
【第6回】
 生活と表現・6歳児以降
 デザイン
【第7回】
 色彩構成
 クレーの絵本
【第8回】
 教材研究と基礎技術
 観察の絵
【第9回】
 教材研究と基礎技術
 箱を作る、色鉛筆を持参すること
【第10回】
 教材研究と基礎技術
 ブラッシング
【第11回】
 教材研究と基礎技術
 染め紙
【第12回】
 教材研究と基礎技術
 うちわ作り
【第13回】
 教材研究と基礎技術
 物語の絵
【第14回】
 教材研究と基礎技術
 紙コップを使った工作
【第15回】
 教材研究と基礎技術
 万華鏡づくり