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授業の内容(Course Description) |
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病弱・身体虚弱等(知的障害・肢体不自由)の子どもとその教育について理解するとともに、病気の子どもなどに対する適切な指導や支援の仕方の基本的な心構えを身につけることを目的とします。 そのため、病弱・身体虚弱等の概念と学習・生活上の困難、障害児教育の変遷や病弱教育対象児の実態の推移、障害児教育に関する法令・制度、教育の場と形態、教育内容・方法(各教科、自立活動)など、様々な病気や障害の子どもの指導(支援)についての基本的な事項を取り上げます。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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病弱・身体虚弱児などの教育に関する法令・制度や教育内容・方法等の基本的事項について理解し、子どもの病気に関する基礎的な知識をもつとともに、病気や障害のある子どもを適切に支援できる心構えを身につけることを目標とします。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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定期試験(50%)、出席状況(30%)及び学習状況(20%)を総合して評価します。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:テキストは使用せず、毎回関連資料を配付します。 参考文献:『病弱教育Q&A−病弱教育の道標−』 ジアース教育新社 『特別支援教育総論』(財)放送大学教育振興会 他の参考文献は授業の中で紹介します。
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5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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病気の子どもの教育は認知度が低いため、病気を誤解されたり、学校での対応が不適切であったりすることが比較的多くみられます。 この授業を通して、病気の子どもとその教育についての理解が進み、病気や障害のある子どもへの支援が広がっていくことを望んでいます。積極的な態度で受講してください。
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6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション、様々な障害について 【第2回】 病弱・身体虚弱等の概念、病弱・身体虚弱児の学習上・生活上の困難 【第3回】 戦後の障害児教育制度と病弱教育(戦前及び戦後)の変遷 【第4回】 病弱教育対象児の疾患等の推移、障害のある子どもに対する見方 【第5回】 病弱教育対象児の主な病気の概要 【第6回】 障害児の就学基準(病弱ほか)、病弱・身体虚弱児の教育の場と教育形態 【第7回】 特別支援学校の教育課程の基準 【第8回】 病弱・身体虚弱児の教科指導と障害者の スポーツ 【第9回】 病弱・身体虚弱児等の自立活動の指導 【第10回】 気管支喘息の子どもの理解と指導 【第11回】 筋ジストロフィーの子どもの理解と指導 【第12回】 難病や重度・重複障害の子どもの理解と指導 【第13回】 誤解されやすい病気の子どもの理解 【第14回】 小・中学校における病弱児への対応、院内学級の意義と課題 【第15回】 病弱児との交流及び共同学習、障害者の社会参加とバリアフリー
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