Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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社会科・地理歴史科教育法 II 海老沼 宏始
教職  2単位
【教職】 09-1-1330-1773-04

1. 授業の内容(Course Description)
 高等学校学習指導要領の地理的分野と歴史的分野を中心に取り上げ、社会科・地理歴史科の教育目標が達成できる授業実践のための様々な技能を身につける。研究の在り方や指導方法など具体的な事例に基づき検証し、受講生自らの自由な発想のもとで授業を構築し体得できるようにする。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 年間学習指導計画に沿った「本時」の設定を行う。
 研究授業「指導案」を作成し、実際に模擬授業を行ない、「評価」の方法を修得する。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 社会科・地理歴史科教師として望ましい知識や技能の修得意欲を観点に評価する。授業への出席、報告・レポート、テストのいずれも80%以上到達した中で、総合的に評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 『高等学校学習指導要領解説―地理歴史編―』文部科学省(受講者は必ず購入しておく)
 『中学校学習指導要領解説―社会編―』文部科学省(受講者は必ず購入しておく)
 高等学校「地理」「日本史」「世界史」いずれかの教科書(高校時代に使用したものでよい。受講生は必ず用意しておく)
 なお、参考文献は必要に応じ講義の中で紹介する。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 社会科・地理歴史科の教師を目指す受講者は、社会の動きを注意深く見聞きし、考察し、常に教材化していく積極的・主体的な姿勢が必要である。中・高等学校の授業は講義形式から脱却し、社会事象について考察し表現する能力を身につけることが重視されている。本講義を活用し研鑽を積む意欲的な受講生を歓迎する。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション
 授業内容と進め方について
【第2回】
 学習指導要領の変遷
 社会の変化と学習指導要領、終戦直後から現在まで
【第3回】
 調べ学習の理論と方法
 地理Bを例に、年間指導計画との連関
【第4回】
 調べ学習の理論と方法
 世界史 B を例に、年間指導計画との連関
【第5回】
 授業づくり 地理 B を例に
【第6回】
 授業づくり 世界史 B を例に
【第7回】
 教材研究レポート
 学習指導案作成に向けての自前ノートづくり
【第8回】
 学習指導案づくり 地理 B
【第9回】
 学習指導案づくり 世界史 B
【第10回】
 学習指導案の検討
 自己評価、相互評価
【第11回】
 模擬授業1
【第12回】
 模擬授業2
【第13回】
 模擬授業3
【第14回】
 課題の整理
 社会科・地理歴史科教育法 II のまとめ
 教材研究レポートの提出
【第15回】
 試験
 講義の時間に行う