Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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English Teaching III 田中 幸子
教職  2単位
【教職】 09-1-1330-1801-03

1. 授業の内容(Course Description)
 この授業は、3年次の教職志望の学生を対象とし、English Teaching IIの基礎の上に、中学校や高等学校での英語指導法を学ぶことを目的とする。まず英語の4技能の中の受容的技能であるリスニング、リーディングの理論、発表的技能であるスピーキング、ライティングの理論、教室におけるこれら4つの技能の目標と指導の実際を学ぶ。次に外国人指導講師とのティームティーチングの理念、課題、具体的指導法を学ぶ。最後に学力の測定と評価をいかに行うかについて理論、テスト作成の条件、コミュニカティブ・テスト作成方法を学ぶ。
 この講義の受講希望者は、この講義の受講希望者は、原則として実用英語検定(STEP)2級またはTOEIC400点,以上の英語力が必要である。受講開始時点で資格認定を得ていない者も受講可能だが、講義の終了時点では上記レベルの英語力の公的な認定が必要条件である。講義の成績は合格でも上記の英語力のレベルに達したという証明が無い場合は、単位の認定が出来ないので、今から準備して下さい。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 中学校および高等学校での英語指導法の習得。
 実用英語検定(STEP)2級またはTOEIC400点,以上の英語力の習得。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 リアクションペイパー20%、グループ発表10%、中間、期末テスト30%、研究会・授業参観のレポート10%、Term Report 20%、出席10%で評価する。授業前に授業予定表に従ったテキストの章を前もって読み、授業時にリアクションとして感想文を持参し、議論の際に利用する。期末テストに英語力テストも含む。欠席5回で失格。遅刻3回で欠席1回とみなす。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 望月昭彦編著(2001)『新学習指導要領にもとづく英語科教育法』大修館書店
 安藤昭一『英語教育現代キーワード事典』増進堂
 P.A.リチャード・アマト 渡辺時夫ほか訳『英語教育のスタイル』研究出版
 高島英幸『英語のタスク活動とタスク』大修館
 教育実習を考える会『教育実習生のための学習指導案作成教本英語科―中・高教育実習用』
 新しい習指導要領(文部科学省HP:http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/index.htm)
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 この授業では、従来の知識伝達型の教授法でなく、新しい教授法として学習者が自主的に他者とのコミュニケーションから学び合う「対話モデル」の学習スタイルをとる。予習のリアクションペイパー、グループディスカッション・発表など、授業への積極的参加が求められる。
 グループを決め、グループごとに各章を担当し、発表する。最初の授業時に、テキストの専門用語(英語版)を一覧にまとめたスタディ・ガイドを配布するので、これに基づき、中間試験、期末試験及び、教員採用試験、大学院の入学試験の準備に活用してください。
 コンピュータでの自学自習で英語力アップに努めて下さい。
 質問・問い合わせ先:pstanaka@main.teikyo-u.ac.jp
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】  
 ガイダンス & 自己紹介
【第2回】  
 ベテラン教師の授業 & 指導案
【第3回】 
 10章.リスニング & 練習問題 & 議論
【第4回】   
 リスニングの模擬授業(田中) マイクロティーチング 
【第5回】   
 12章.リーディング & 練習問題 & 議論
【第6回】
 マイクロティーチング(リーディングについて)
【第7回】
 11章.スピーキング & 練習問題 & 議論
【第8回】
 マイクロティーチング(スピーキングについて)
【第9回】
 13章.ライティング & 練習問題 & 議論
【第10回】
 マイクロティーチング(ライティングについて)
【第11回】
 14章.ティームティーチング & 練習問題 & 議論
【第12回】
 マイクロティーチング(ティームティーチングについて)
【第13回】
 15章.測定と評価 & 練習問題 & 議論 &マイクロティーチング
【第14回】
 コンピュータ利用の英語学習
【第15回】
 期末テスト Term Report提出
 *夏休み課題 英文日記 英語e-learning(ALC)*