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授業の内容(Course Description) |
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日本人の「モラルの低下」が叫ばれるのに呼応して、学校や家庭・地域における「規範」の強化が強く求められてきた。しかし問題が重視される一方で、学校での道徳教育が事態の改善に寄与したという声はあまり聞かれない。学校での道徳教育はどのような困難を抱えているのか。
本授業では、「道徳とは何か」「道徳は教えられるのか」といった根本問題や道徳教育の歴史的変遷の考察、そして「道徳」授業実践例の検討を行いながら、道徳教育の基本的課題を吟味し、学校での指導法について考えていく。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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・道徳教育の基礎理論や歴史的考察等の研究蓄積をもとに、道徳教育の問題構造を捉える眼を養う。
・学校における道徳教育の特質を理解する。
・「道徳の時間」の指導案を作成する実践的力量を身につける。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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・授業への参加(出席、授業中の活動状況及びコメント・ペーパーの提出状況)40%
・課題レポート(「学習指導案」の作成)60%
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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〈教科書〉山﨑英則編著『新・道徳教育論―人間の生き方を考える―』ミネルヴァ書房、2004年。
〈参考書〉吉野源三郎『君たちはどう生きるか』岩波文庫、1982年。
※その他、授業時にプリントを配付するので、各自ファイルに綴じておくこと。
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5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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毎回、授業終了時にコメント・ペーパーを提出してもらい、次の授業の際に紹介したい。
率直な意見、積極的な授業参加を期待する。
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6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】
イントロダクション
―授業の進め方について―
【第2回】
道徳教育の現状と課題
【第3回】
道徳教育の根本問題・基礎
【第4回】
近代日本の道徳教育 I
【第5回】
近代日本の道徳教育II
【第6回】
戦後日本の道徳教育
【第7回】
現代の社会問題と道徳教育
【第8回】
教育課程と道徳教育 I
【第9回】
教育課程と道徳教育II
【第10回】
道徳教育の指導計画
【第11回】
道徳の授業論
【第12回】
「道徳の時間」の指導I―実践例の検討―
【第13回】
「道徳の時間」の指導II―実践例の検討―
【第14回】
「道徳の時間」の指導Ⅲ
―学習指導案の作成へ向けて―
【第15回】
まとめ
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