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授業の内容(Course Description) |
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私たちは、自分が受けてきた教育の経験を通して、ある一定の教育観・思想をもっている。 だが、それは私たち自身が置かれた境遇、文化・地域の違いなど、特殊な条件下で形づくられているという制約があることを確認する必要がある。 本授業は、各国の教育政策を対象として取り上げ、「比較」の視点からそれら各国の教育動向を学ぶことを通して、自身がもつ教育観・思想を再構成していくことを目的とする。また、国際的な視野からの現代教育問題への迫り方を考えていく。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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・「比較教育(学)」の概念、目的、歴史的展開、研究方法等について理解を深める。 ・日本や諸外国の教育制度の基本構造やさまざまな課題を学習し、それぞれの教育行政の課題について、自身の見解を論じることができる。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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平常点 (50%)、期末レポート(50%)
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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授業時に資料(プリント)を配付し、それをもとに授業を進める。 その他、参考書として以下のものを挙げておく。 大桃敏行ほか編『教育改革の国際比較』ミネルヴァ書房、2007年。 恒吉僚子『こどもたちの三つの「危機」―国際比較から見る日本の模索―』勁草書房、2008年。 ※その他、授業の中で随時紹介、指示する。
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5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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研究発表はもちろん、コメントペーパー、授業中の質疑などを通して積極的に発言を求めていくので、自分の意見を作り上げられるよう、意欲的に授業に参加してください。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション 【第2回】 比較教育学の研究方法について 【第3回】 世界のなかの日本の教育(1) 【第4回】 世界のなかの日本の教育(2) 【第5回】 各国教育制度の概観(1) 【第6回】 各国教育制度の概観(2) 【第7回】 教育改革の国際的動向(1) 【第8回】 教育改革の国際的動向(2) 【第9回】 研究企画書の作成(個別指導) 【第10回】 研究企画書の発表・検討 【第11回】 調査・比較研究(1)(個別指導) 【第12回】 調査・比較研究(2)(個別指導) 【第13回】 プレゼンテーション(1) 【第14回】 プレゼンテーション(2) 【第15回】 まとめ
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