1. |
授業の内容(Course Description) |
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古代ギリシアの代表的な歴史家であるトゥキュディデスの作品を輪読する。 これは、前5世紀末にアテネとスパルタがギリシア世界を二分して戦ったぺロポネソス戦争の記録であり、その冷静な筆致と事実の厳密な記述により、彼は科学的な歴史学の祖と言われている。 その一方で、事実の客観的な記述の間に、主要な政治家による演説が盛り込まれており、当時における政治の論理や思想をたどるのに絶好の材料を提供してくれる。 この作品を熟読することで、政治に関する論理的思考を学んでもらいたい。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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テキストの読解と朗読、要約の発表と討論を通じて、人前できちんと声を出し、議論ができること。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席50%、討論への参加50%
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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トゥキュディデス『歴史1』京都大学学術出版会 (図書館の指定図書を利用する)
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5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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毎回、指定された箇所をきちんと読み、発表の準備をしてくること。 黙って座っているだけの者は欠席と見なす。 声を出すのが嫌いな者は受講しないこと。
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6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション 【第2回】~【第15回】 テキストの範囲はその都度指定する。
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