Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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日本史演習1A− I 義江 明子
選択必修  2単位
【史】 09-1-1340-0569-05

1. 授業の内容(Course Description)
 古代史上の重要テーマについて、各自の研究テーマを選び発表。それを中心に全員で討論します。専門論文の読解・批判、重要論点の整理、関連史料の考察など、これまでの授業で得た専門知識・史料読解力を実際に応用してみてください。出席者全員が共通の論文を読み、討論に参加します。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
①古代史上の重要論点を学ぶ。
②自分の意見を発表する力を身につける。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 発表(40%)・文献ノート(20%)・出席+意見カード(20%)・討論(20%)を総合評価。試験はありません。2・3年生には毎回の出席を義務づけます。出席者は全員、必読論文を読んで、事前に文献ノートを提出。討論時は全員が意見を述べ、発表についての評価も行います。発表は原則として2・3年生のみ。5回以上出席の4年生、および人数の関係で発表の機会がなかった2・3年生は、レジュメの提出で発表にかえます。4年生は卒業論文の中間発表でレジュメ提出に替えることも可。やむを得ず欠席した場合も、文献ノートは必ず提出すること。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:『山川日本史小辞典』 山川出版社、2001年
 参考文献:『日本古代史研究事典』 東京堂出版、1995年
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 卒業論文で日本古代(平安末まで)を希望する学生は、2年次または3年次に必ず履修して下さい(3年次がのぞましい)。日本古代史の特講・史籍講読を履修したのち、ないしは並行して履修することがもっとも有益。本演習で選んだテーマを卒業論文につなげて発展させることをすすめます。学年を問わず聴講歓迎。
 原則として、IとIIを継続履修してください。Iの未発表者がIIを継続履修した場合には、Iで提出したレジュメを使ってIIで発表することを認めます。日本古代史の勉強を深めたい人には、1Cからの連続受講をすすめます。前年度とは異なるテーマ設定をしていますから、2年連続受講すれば、40以上の日本古代史上の重要テーマについて、深い学習をすることができます。2年次+3年次の連続受講が理想的です。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 ガイダンス。演習のすすめ方。テーマ一覧配布。
【第2回】
 レジュメ例配布。発表準備のすすめ方。討論のルールと発表評価の方法。
 発表順番表配布。
【第3回】
 図書館ガイダンス。次回のための必読論文コピー配布。
【第4回】
 必読論文を読んで文献ノート提出(以降の回も同様)。昨年度履修生による模範発表。
【第5回】~【第14回】
 3年生より発表開始。発表予定の1週間前に完成レジュメ原稿提出。発表は1回に1人が原則です。司会者は、討論の交通整理をし、最後にまとめてください。
【第15回】
 未発表者レジュメ提出。春期の反省。夏休みにむけて。