Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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考古学特殊講義2A− II 高木 暢亮
選択必修  2単位
【史】 09-1-1340-1854-08

1. 授業の内容(Course Description)
 日本の弥生時代の墳墓と集落がどのような変遷を遂げるのかについて講義を行い、階級社会が成立する過程を解説する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 先史時代の社会構造を探る上で墳墓と集落の研究は重要である。日本の縄文時代晩期から弥生時代後期にかけての墳墓と集落の変遷を通じて社会構造の変化を理解することを目標とする。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 期末テストを行う。平常点も加味する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 特に指定しない。必要に応じてプリント等を配布する。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 墳墓からなにがわかるか?
【第2回】
 縄文時代晩期~弥生時代早期の墳墓
【第3回】
 弥生時代前期の墳墓 甕棺葬の成立過程
【第4回】
 弥生時代中期の墳墓 列埋葬墓と墳丘墓
【第5回】
 弥生時代中期の墳墓 副葬品にみられる階層性
【第6回】
 弥生時代後期の墳墓 甕棺葬の終焉
【第7回】
 弥生墳丘墓と古墳の違い
【第8回】
 縄文人骨と弥生人骨 渡来説を検討する
【第9回】
 人骨からみる戦争の起源
【第10回】
 集落からなにがわかるか?
【第11回】
 弥生時代前期の集落 環濠集落の出現
【第12回】
 弥生時代中期の集落 集落の空間構造にみる階層性
【第13回】
 弥生時代中期の集落 集落内・集落間の分業体制
【第14回】
 弥生時代後期の集落
【第15回】
 弥生時代の集落は都市と呼べるか?