Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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東洋史籍講読3A− II 森  紀子
選択必修  2単位
【史】 09-1-1340-1873-06

1. 授業の内容(Course Description)
 14世紀中期から17世紀中期にかけて、ほぼ300年間続いた中国・明王朝の歴史を理解するための基本史料である『明史』の中から興味深い記事を選んで輪読します。
 『明史』は『史記』や『漢書』『三国志』と並ぶ「正史」のひとつであり、「二十四史」最後のものであります。そのスタイルは「本紀」「列伝」などからなる、いわゆる「紀伝体」の歴史書ですが、「列伝」の中から日本ともかかわりの深い地域や、馴染み深い人物の記事を選択したいと思います。

巻三百二十二、外国三、「日本」
巻三百二十三、外国四、「琉球」
巻三百四、宦官一、「鄭和」伝
巻一百九十五、「王守仁」(王陽明)伝
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 漢籍の基本的な読解能力を身につけること。
 明代史に関する基礎的な知見を得ること。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 平常点(出席点と読解力)および授業中に指示する課題、小テストの成績も加味して総合的に評価します。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 中華書局出版の標点本『明史』から関係部分をプリントして配布します。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 辞書をこまめに引いて予習をしっかりしてきてください。
 疑問点は遠慮せずにその場で質問してください。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 ガイダンス:演習の進め方。工具書について、『明史』について。
【第2回】
 ガイダンス:明王朝の歴史的位置づけ
【第3回】
 『明史』巻三百四、宦官一、「鄭和」伝の輪読
【第4回】
 「鄭和」伝の輪読
【第5回】
 「鄭和」伝の輪読
【第6回】
 「鄭和」伝の輪読
【第7回】
 「鄭和」伝の輪読
【第8回】
 「鄭和」伝の輪読
【第9回】
 『明史』巻一百九十五、「王守仁」(王陽明)伝の輪読
【第10回】
 「王守仁」(王陽明)の輪読
【第11回】
 「王守仁」(王陽明)伝の輪読
【第12回】
 「王守仁」(王陽明)伝の輪読
【第13回】
 「王守仁」(王陽明)伝の輪読
【第14回】
 「王守仁」(王陽明)伝の輪読
【第15回】
 「王守仁」(王陽明)伝の輪読