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授業の内容(Course Description) |
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14世紀中期から17世紀中期にかけて、ほぼ300年間続いた中国・明王朝の歴史を理解するための基本史料である『明史』の中から興味深い記事を選んで輪読します。 『明史』は『史記』や『漢書』『三国志』と並ぶ「正史」のひとつであり、「二十四史」最後のものであります。そのスタイルは「本紀」「列伝」などからなる、いわゆる「紀伝体」の歴史書ですが、「列伝」の中から日本ともかかわりの深い地域や、馴染み深い人物の記事を選択したいと思います。
巻三百二十二、外国三、「日本」 巻三百二十三、外国四、「琉球」 巻三百四、宦官一、「鄭和」伝 巻一百九十五、「王守仁」(王陽明)伝
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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漢籍の基本的な読解能力を身につけること。 明代史に関する基礎的な知見を得ること。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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平常点(出席点と読解力)および授業中に指示する課題、小テストの成績も加味して総合的に評価します。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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中華書局出版の標点本『明史』から関係部分をプリントして配布します。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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辞書をこまめに引いて予習をしっかりしてきてください。 疑問点は遠慮せずにその場で質問してください。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス:演習の進め方。工具書について、『明史』について。 【第2回】 ガイダンス:明王朝の歴史的位置づけ 【第3回】 『明史』巻三百四、宦官一、「鄭和」伝の輪読 【第4回】 「鄭和」伝の輪読 【第5回】 「鄭和」伝の輪読 【第6回】 「鄭和」伝の輪読 【第7回】 「鄭和」伝の輪読 【第8回】 「鄭和」伝の輪読 【第9回】 『明史』巻一百九十五、「王守仁」(王陽明)伝の輪読 【第10回】 「王守仁」(王陽明)の輪読 【第11回】 「王守仁」(王陽明)伝の輪読 【第12回】 「王守仁」(王陽明)伝の輪読 【第13回】 「王守仁」(王陽明)伝の輪読 【第14回】 「王守仁」(王陽明)伝の輪読 【第15回】 「王守仁」(王陽明)伝の輪読
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