1. |
授業の内容(Course Description) |
|
タルコット・パーソンズの医療社会学を手がかりにしながら、春学期に引き続き、医療社会学の基礎概念と方法とを概説する。あわせて日本とアメリカにおける医療の現状と課題についても考察する。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
医療社会学の基礎概念と方法とを修得し、あわせて日本とアメリカにおける医療の現状と課題についても理解を深める。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
期末試験またはレポート60%、授業中に書いてもらうコメントや疑問20%、出席20%を基準として評価する。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
テキスト:高城 和義『パーソンズ 医療社会学の構想』岩波書店
|
5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
医療と社会 I をすでに履修していることが望ましい。あらかじめテキストを読んだ上で講義に臨むこと。
|
6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 自己紹介、講義へのガイダンス、評価方法の説明 【第2回】 「医療と社会 I」の講義内容の概要(復習) 【第3回】 第一章 現代アメリカにおける医療政策の課題 【第4回】 第二章 マネージドケア・システム:その一 【第5回】 第二章 マネージドケア・システム:その二 【第6回】 第三章 アメリカにおける健康維持組織HMO 【第7回】 第四章 市場原理が機能していない日本の医療 【第8回】 第五章 合議制アソシエーションとしての現代医療組織 一 合議制アソシエーション 【第9回】 第五章 合議制アソシエーションとしての現代医療組織 二 自発的インフォームド・コンセントとプライヴァシーの保護 【第10回】 第六章 医療と『人間の条件』 一 一九七〇年代アメリカにおける『医療思想革命』 【第11回】 第六章 医療と『人間の条件』 二 死の意味づけ 【第12回】 第六章 医療と『人間の条件』 三 死をめぐる医療倫理の転換:その一 【第13回】 第六章 医療と『人間の条件』 三 死をめぐる医療倫理の転換:その二 【第14回】 第七章 医療社会学の課題:その一 【第15回】 第七章 医療社会学の課題:その二 総括・展望
|