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授業の内容(Course Description) |
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情報は広範な分野と多様な組織で活動している人々にとり、社会生活を送る上で必要不可欠なものです。この情報社会を見る場合、インターネットのインパクトの大きさは無視できません。インターネットの出現は、単なる新しいメディアの誕生と言うよりも「産業革命以来のパラダイムの変化」と評した方がいいでしょう。 とくに注目したいのは、インタネット普及でネットワークされた社会では、それまで情報の受け手であった一般生活者や消費者自身が、情報の発信者に変貌していることです。政治問題では米国の大統領選挙でネットの威力を世界中が目のあたりにしました。経済問題では消費者相互の頻繁な情報の交換が、場合によっては業績を左右しかねないことに企業は気づきました。企業と消費者は情報発信という面で同じ岸辺に立っているのです。 講義ではネットによる情報の洪水の中で、社会にはどのようなことが起きているのか、次に予想される展開はどのようなことか、何が問題なのかを考えていきます。 また、こうしたネットの影響力増大は既存のマス・メディアに重大な衝撃を与えると予想されます。経営面ではすでに厳しい状況に陥っているところも出ており、講義では既存マス・メディアの現状と見通しも取り上げます。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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ネットの普及により、情報の流れは社会生活の様々の分野で変化してきました。講義ではその例として、消費者の行動と企業の対応を取り上げます。消費者の価値観の多様化とネットの普及は、従来の消費行動を根底から変えています。この変化を捉えきれない企業は、退場を余儀なくされます。講義では現在進行中のこうした事態と今後の見通しについて理解することを目標とします。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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評価を出席点、平常点、試験点の合計とし、それぞれの比率は全体を100として、出席点20、平常点20、試験点60とします。出席点の場合4回以上の欠席は、不可となるので注意が必要です。平常点は通常の授業態度。試験は期末に論述、記述の形で実施します。試験問題は授業時に配布するプリント、板書から出題します。単位取得は合計点数が60点以上です。期末試験の欠席者は0点の評価になります。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは特に使わず、講義ごとにプリントを配ります。参考文献は必要なものを講義の中で伝えます。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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社会情報論はほとんど全ての学問分野と何らかの関係がある、と言って良いほど幅広い。講義はその一部をカバーしているにすぎません。講義で関心を持った事柄があったら、それを手がかりにどんどん自分の関心領域を深めていくことが望まれます。大学時代に思いっきり勉強した経験を持つかどうかが社会にでた時に将来を左右します。また、講義の最中は私語禁止などのマナーを守ってください。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 インターネットの歴史 【第2回】 メディアのロングテール化 【第3回】 難問多い著作権問題 【第4回】 様変わりの消費者行動 ① 変化する行動モデル 【第5回】 様変わりの消費者行動 ② バズ・マーケティングの可能性 【第6回】 様変わりの消費者行動 ③ クロスメディアの効果 【第7回】 様変わりの消費者行動 ④ 価格重視から物語性重視へ 【第8回】 プロダクト・ライフサイクル理論に変化 【第9回】 情報化と経営戦略 情報活用のナレッジ・マネジメントを重視 【第10回】 ネット時代の経営戦略の問題点 【第11回】 情報化とイノベーション 【第12回】 ネット時代の個人情報保護 【第13回】 情報化時代の雇用問題 【第14回】 ネット時代の世論形成 【第15回】 まとめ
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