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授業の内容(Course Description) |
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おびただしい情報が錯綜し、シャワーのように降ってくる現代情報社会ではしっかりした時代認識を持ち、自分の頭で考える癖を身につけてないとその場しのぎの日常に埋没し、精神的に不安定な日々を送ることになる可能性が高い。
政治記者出身の私の経験からしても、学校で習った「テクニック的、ノーハウ的」な詰め込み知識は社会に出て、ほとんど役にも立たない。
この講義は、社会問題、事件、事故、災害など過去実際に起ったテーマをとりあげ、その時々の報道が抱えた課題について検証。 将来、メディアにかかわる希望を持っているみなさんにとって必要な、“時代認識”“見識”“基礎学力”を身につけさせる講座にしたい。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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ジャーナリストとしての基礎学力、心構えを身につけさせる。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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平常点(20%)、講義の中で質疑応答を毎回やる。 定期試験(80%)欠席者は評価0点に。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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特になし
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業中は携帯は最低限マナーモード。 積極的に発言・意見開陳をして下さい。これを重ねることが自分の頭で物を考える習慣が身につくコツです。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 阪神・淡路大震災(災害・緊急報道) 【第2回】 オウム事件と報道の倫理 【第3回】 金融危機と放送―知る権利と社会不安 【第4回】 テレビが伝えた湾岸戦争―リアルタイムの戦争報道 【第5回】 問われる放送の倫理―ドキュメンタリーとは何か 【第6回】 激化するニュース戦争−ロス疑惑報道、口火をきったニュースステーション 【第7回】 日テレ「ズームイン朝」の挑戦 【第8回】 博多駅事件―テレビ映像が裁判の証拠に 【第9回】 劇場型犯罪とテレビ報道 【第10回】 昭和天皇崩御と放送―昭和から平成へ 【第11回】 民放テレビの商業主義―限界がみえてきた 【第12回】 放送のはじまり―関東大震災 【第13回】 選挙報道 【第14回】 「ラジオ深夜便」と高齢者 【第15回】 放送に対する苦情処理機関BROの発足
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