Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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心理学演習A 今村 正光
必修  2単位
【心理】 09-1-1360-0725-02

1. 授業の内容(Course Description)
 被害者支援活動やケアの基盤となる研究、その実践の積み重ねによる被害者学の発展、間もなく始まる裁判員制度を視野にいれた論究など、法と心理学との「古くて新しい」学問領域が活況を呈しています。その社会的な要請・期待にどうこたえていけるのか、広範な問題に心理学の知見を活用してまいりたい。学生が問題意識をもって発表等を積極的に行うことを歓迎します。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 日ごろの発表・討論のほか,本演習の学習から形成された関心に基づき,独自のテーマ設定のうえ文献検討などをして,主体的な取り組みによりレポートを仕上げる。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 演習に対する積極性40%、レポート30%、出席点30%
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 菅原 郁夫・サトウ タツヤ・黒沢 香 編『法と心理学のフロンティア I 巻 理論・制度編』 北大路書房
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 積極的な発表準備と討論参加を期待します。
 なお、演習A・Bは連続受講が望ましい。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 法理論・法制度と心理学
【第3回】
 法と心理学の歴史
【第4回】
 所有権の心理学
【第5回】
 住民投票と集団意思決定
【第6回】
 公正研究
【第7回】
 責任の帰属と法
【第8回】・【第9回】
 審判・裁判員制による刑事裁判の研究
【第10回】・【第11回】
 非行心理と法制度
【第12回】・【第13回】
 被害者学と法制度
【第14回】
 規範の生成と法―制度化された規範の意味、法学教育と心理学
【第15回】
 まとめ