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授業の内容(Course Description) |
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被害者支援活動やケアの基盤となる研究、その実践の積み重ねによる被害者学の発展、間もなく始まる裁判員制度を視野にいれた論究など、法と心理学との「古くて新しい」学問領域が活況を呈しています。その社会的な要請・期待にどうこたえていけるのか、広範な問題に心理学の知見を活用してまいりたい。学生が問題意識をもって発表等を積極的に行うことを歓迎します。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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日ごろの発表・討論のほか,本演習の学習から形成された関心に基づき,独自のテーマ設定のうえ文献検討などをして,主体的な取り組みによりレポートを仕上げる。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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演習に対する積極性40%、レポート30%、出席点30%
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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菅原 郁夫・サトウ タツヤ・黒沢 香 編『法と心理学のフロンティア I 巻 理論・制度編』 北大路書房
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5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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積極的な発表準備と討論参加を期待します。 なお、演習A・Bは連続受講が望ましい。
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6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イントロダクション 【第2回】 法理論・法制度と心理学 【第3回】 法と心理学の歴史 【第4回】 所有権の心理学 【第5回】 住民投票と集団意思決定 【第6回】 公正研究 【第7回】 責任の帰属と法 【第8回】・【第9回】 審判・裁判員制による刑事裁判の研究 【第10回】・【第11回】 非行心理と法制度 【第12回】・【第13回】 被害者学と法制度 【第14回】 規範の生成と法―制度化された規範の意味、法学教育と心理学 【第15回】 まとめ
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