1. |
授業の内容(Course Description) |
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社会心理学は、実証的科学である。すなわち研究の対象は「事実」であり、この点においてテレビや一般向けの書物を通じて流布される言説とは異なる。 本講義では、社会心理学の諸研究がどのようにして「事実」を明らかにしているのか、すなわち「実証」の過程を明らかにする。講義では、社会心理学の「実証」的研究をとりあげ、それらにもとづいて研究上の問題点や注意点について理解を深める。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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社会心理学の実験研究を行う場合、そこには様々な問題が生じ得る。本講義では、そのような問題を理解し、実験研究がどのようにしてそのような問題をのりこえているのかを理解して欲しい。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席点(40%) 成績点(60%)
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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村田光二・山田一成・佐久間勲(編)『社会心理学研究法』福村出版 末永俊郎(編)『社会心理学研究入門』東京大学出版会
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5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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この講義では、学生の積極的な参加が望まれる。講義を聴いて、そこで取り上げる問題をしっかりと理解して欲しい。講義内の私語は厳禁である。
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6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション 【第2回】 さまざまな研究法 【第3回】 実証の手続き:問題の設定と仮説の構成 【第4回】 独立変数の操作 I 【第5回】 独立変数の操作 II 【第6回】 従属変数の測定 I 【第7回】 従属変数の測定 II 【第8回】 剰余変数の統制 I 【第9回】 剰余変数の統制 II 【第10回】 心理学に特有な問題 I 【第11回】 心理学に特有な問題 II 【第12回】 研究の実施と結果の解釈 I 【第13回】 研究の実施と結果の解釈 II 【第14回】 研究の報告 【第15回】 まとめ
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