Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
世界の言語と文化 I 梶谷 真司
必修  2単位
【外国語】 09-1-1410-0141-07

1. 授業の内容(Course Description)
 人間にとって言葉とは何なのでしょうか。それは、コミュニケーションの道具であり、人々を結びつけてくれます。しかしそれと同時に、異なる言葉を使う人々を分断し、争いや抑圧を生み出す源でもあります。その歴史と多様性は、人間の文化や社会そのものの歴史と多様性なのです。春期は、言葉と国家、言葉と文字の関係について話をします。外国語学科で学ぶ者として、私たちにとって当たり前すぎて意識しない言葉の面白さ、難しさ、広がり、深みを知り、世界の言葉と文化に興味をもってほしいです。また、そこから自分が外国語を学ぶ意味をあらためて考えてください。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 言葉について多面的に理解する。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 第15回目の授業で行う試験にて判定する。当日は持ち込み・参照一切不可とする。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 参考文献は授業中に紹介する。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 テストは持ち込み・参照一切不可なので、ノートを自分できちんと取って復習できるようにしておくこと。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 大学で外国語を学ぶとはどういうことか
【第2回】
 言葉は何のためにあるのか
【第3回】
 言葉と国家(1) この世に存在する言葉の数と種類
【第4回】
 言葉と国家(2) 母語と公用語と国語
【第5回】
 言葉と国家(3) 国語の誕生
【第6回】
 言葉と国家(4) 文法なるものの意味
【第7回】
 言葉と国家(5) 正しい言葉と間違った言葉
【第8回】
 言葉と国家(6) 言葉は誰のものか(その1)
【第9回】
 言葉と文字(1) この世に存在する文字の種類
【第10回】
 言葉と文字(2) 文字をもつことの意味
【第11回】
 言葉と文字(3) 文字による表記を決める要因
【第12回】
 言葉と文字(4) 文字と教育
【第13回】
 言葉と文字(5) 文字と政治
【第14回】
 言葉と文字(6) 文字の織りなす文化
【第15回】
 まとめ テスト