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授業の内容(Course Description) |
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最近180年間を通じてのラテンアメリカ芸術の特徴は、深い社会関心にある。文学はもちろんのこと、絵画や音楽も社会的な役割を果たしてきた。人々は芸術家を国の指導者とみなし、芸術家は民意の代弁者としての役割を担ってきた。ラテンアメリカ諸国のように社会的政治的に大きな問題を抱えている地域では、芸術家が社会的な責任を感じるのは当然のことであろう。 独立運動から文化的アイデンティティを確立した〈モデルニスモ〉までの代表的作家詩人の作品を『ラテンアメリカ―文化と文学』のテキストを参考に読みすすめながら同地域の社会的文化的背景の理解を深める。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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広大なスペイン語圏の文化の多様性を理解する。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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発表、レポート、出席状況などを総合的に判断する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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『ラテンアメリカ―文化と文学』 J.フランコ(新世界社)
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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指定されたテキストを必ず読んで出席すること。指定された本のレポーターをきちんとこなすこと。文献をよむためのスペイン語能力を有すること。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ラテンアメリカ文化についての概説 【第2回】 『マルティン・フィエロ』 (アルゼンチン、ホセ・エルナンデス著)を読む。 【第3回】 『マリア』 (コロンビア、ホルヘ・イサック著)を読む。 【第4回】 『ラテンアメリカ―文化と文学』 1章についての討論 【第5回】 『ラテンアメリカ―文化と文学』 2章についての討論 【第6回】 『ラテンアメリカ―文化と文学』 3章についての討論 【第7回】 『ラテンアメリカ―文化と文学』 4章についての討論 【第8回】 『ラテンアメリカ―文化と文学』 5章についての討論 【第9回】 マリアテギ(ペルー思想家)に関する論集を読み、討論する( I ) 【第10回】 マリアテギ(ペルー思想家)に関する論集を読み、討論する(II) 【第11回】 ホセ・マルティ著作(キューバ)を読む( I ) 【第12回】 ホセ・マルティ著作(キューバ)を読む(II) 【第13回】 『ラテンアメリカ―文化と文学』 6章についての討論 【第14回】 『ラテンアメリカ―文化と文学』 7章についての討論 【第15回】 『ラテンアメリカ―文化と文学』 8章についての討論
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