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授業の内容(Course Description) |
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フランス、イタリア、ドイツ、オランダ、ベルギー、スペインなどヨーロッパ12カ国の人々は2002年1月から、自国の通貨を捨てて、新しい貨幣単位ユーロの紙幣や硬貨を用いて暮らすようになりました。その範囲は2009年1月には16カ国に及んでいます。なぜヨーロッパは、このような統合を発想し、実現することができたのでしょう。この授業では、民族的な出自の多様性にもかかわらず、ヨーロッパの国々が内包している共通項を、ヨーロッパ地域の社会・文化の歴史を通して見出していきます。パワーポイントを用いた、視覚的にも解り易い授業です。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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ヨーロッパの新しい歩みは、ヨーロッパ同様、独自の文化と伝統を持つ日本にとって示唆に富むものです。そのようなヨーロッパ地域の社会と文化を深く理解することがこの授業の目的です。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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期末試験70%、出席状況30%の割合で総合的に評価します。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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講義に直接関連する文献は、授業中、その都度紹介します。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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出席して講義を聴き、ノートをとる習慣を身につけてください。ただ受身の立場で知識を得るのではなく、どのようにして正しい知識に到ることができるのか、正しさの根拠はどこに求められるのか、考える姿勢と探求の精神を大切にしてください。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】・【第2回】 イントロダクション 【第3回】 ヨーロッパの二大源流:古代ギリシャ・古代ローマ 【第4回】 ヨーロッパの二大源流:キリスト教(1) 【第5回】 ヨーロッパの二大源流:キリスト教(2) 【第6回】 ヨーロッパを展望する:封建制度と騎士道精神 【第7回】 ヨーロッパを展望する:地理上の発見とヨーロッパの拡大 【第8回】 ヨーロッパを展望する:レネサンス・宗教改革 【第9回】 ヨーロッパを展望する:絶対王政と議会制度 【第10回】 ヨーロッパを展望する:バロックとフランス古典主義 【第11回】 ヨーロッパを展望する:啓蒙の時代とフランス革命 【第12回】 ナポレオン帝国(1) 【第13回】 ナポレオン帝国(2) 【第14回】 ナポレオン帝国(3) 【第15回】 春期のまとめ
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