1. |
授業の内容(Course Description) |
|
テーマ「ファンタジーの光と影」。 ファンタジー、と聞くと、夢のある素敵な物語、と即座に思い浮かぶかもしれません。でも、[はリー・ポッター]シリーズの影の悪役、「ロード・オブ・ザ・リング」の悪の帝王、あるいは「スターウォーズ」シリーズのフォースの暗黒面、などを見ればわかるように、ファンタジーには、明るい光の面の裏に、暗い影の面が付き物なのです。 この授業では、よく知れ渡ったディズニー映画などの「明るい]ものの裏側にある[影]の部分を見つめなおし、人間の作り上げてきた「文化現象」の、一筋縄ではいかない複雑さ、面白さ、を考えていきたいと思います。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
[文化]の暗い部分、影の部分を知りつつ、なお、人間の[文化]について肯定的な考えがもてるまでにーーといったらカッコウつけすぎでしょうか。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
毎回、お見せする映像などについては感想を書いてもらい、それが平常点になる予定です。レポートを期末に書いていただいて、それが3―40%程度でしょうか。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
基本的にテキストはつかわず、映像をごらん頂き、また、ハンドアウトを配布します。
|
5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
卒業論文代替科目という位置付けですので、就職活動で欠席ーーというのは、この授業では理由になりません。就職活動したいので平常授業になかなか出席できない、という方々は、卒業論文を選択してください。授業中、他のかたがたの迷惑にならないこと、というのは当然です。
|
6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 ディズニーアニメ『ファンタジア』より。ミッキーマウスの「魔法使いの弟子」 【第2回】 ディズニーアニメの光ーー『シンデレラ』 【第3回】 「シンデレラ」二回目。原作の「本当は怖い」残酷描写との比較。 【第4回】 『シンデレラ』バレエ版。 【第5回】 二回目。 【第6回】 ディズニーアニメ『白雪姫』 【第7回】 二回目。原作の「本当は変態」な白雪姫の周囲の人々 【第8回】 実写版『スノウ・ホワイト』悪意に満ちたヴァージョン。 【第9回】 二回目。グリム童話における様様な「残酷」描写、性描写。 【第10回】 キリスト教的「世界開闢」神話『天地創造』 【第11回】 映画『十戒』キリスト教的救世主 【第12回】 二回目。正しい京都は救われ、異教徒は海底に沈む。 【第13回】 映画『サムソンとデリラ』神の力は破壊をもたらす。 【第14回】 イエス・キリストの生涯 【第15回】 予備
|