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授業の内容(Course Description) |
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「世界の情勢(ヨーロッパ)I」を受け継いで、現在のヨーロッパでなにが問題となっているかの考察を行います。
冷戦の終結、ソ連の崩壊から始め、EU(ヨーロッパ連合)成立後、ヨーロッパ諸国に生じた問題、特に人の移動、外交問題、アメリカ合衆国とEUとの関係、中東問題とEU、日本とEUとの関係等を検討します。昨年秋、アメリカに端を発した世界同時金融危機についてもヨーロッパの視点で捉えてみます。
また、ヨーロッパの環境問題を、環境先進国であるドイツを例にとって紹介し検討します。
学生諸君にも積極的に授業に参加してもらうために、ときどき小テストあるいは短い文章を書いていただきます。これらは授業に反映するなど活用します。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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現在のヨーロッパ社会で起こっていること、ヨーロッパの問題解決の仕方を知ることにより、学生諸君が世界的視野で問題を考える手がかりを得られることを目標にします。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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学期末試験によって評価します。出席点はつけません。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストはありません。授業中に資料を配付します。参考文献も授業中に示します。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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・遅刻しないように。
・ノートにメモを取るように。
・配布された資料は整理して保管し、試験に備えること。
・関連科目は「世界の情勢(ヨーロッパ)I」です。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】
冷戦の終結 ソ連崩壊
講義内容の提示
【第2回】
ユーゴ問題 ヨーロッパ連合(EU)の成立
【第3回】
ヨーロッパ連合(EU) EU市民 法体制
【第4回】
EU成立によって生じた問題(1)
NATO , ロシアとの関係
【第5回】
EU成立によって生じた問題(2)
人の移動
【第6回】
EU成立によって生じた問題(3)
EUとアメリカ合衆国
【第7回】
EU成立によって生じた問題(4)
貿易摩擦、自由貿易圏
【第8回】
ヨーロッパの環境問題(1)
【第9回】
ヨーロッパの環境問題(2)
ドイツの環境政策、原発反対運動
【第10回】
ヨーロッパの環境問題(3)
酸性雨、河川の汚染、スウェーデンの環境政策
【第11回】
ヨーロッパの環境問題(4)
ドイツの包装ゴミ対策、自然エネルギーの開発
【第12回】
ヨーロッパの環境問題(5)
地球温暖化ー人為的要因
【第13回】
ヨーロッパの環境問題(6)
地球温暖化ー自然由来の要因
【第14回】
地球温暖化対策 / エネルギー問題
【第15回】
世界の経済とヨーロッパ / まとめ
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